
トト・ヴォルフ、レッドブルの新型F1エンジンを現行「ベンチマーク」と指摘
メルセデスのチーム代表、トト・ヴォルフは、プレシーズンテストで印象的かつ信頼性の高いデビューを果たしたレッドブル・パワートレイン初の自社開発フォーミュラ1エンジンを、現在のグリッドにおける「ベンチマーク」であると位置付けました。特に先進的なエネルギー展開能力を備えたこの新パワーユニットは、メルセデスを含むライバルチームが追いかけるべき高い基準を設定しました。
重要性:
レッドブルが純粋なカスタマーチームから完全なパワーユニット製造者へと成功裏に移行したことは、現代F1における画期的な成果です。もし彼らのエンジンがこの早期優位性を維持すれば、今後数年にわたる支配体制を固め、大規模かつ長期的な戦略的投資を正当化することになるでしょう。ヴォルフ氏の公的な認識は、新シーズンの重要なパフォーマンス差別化要因に対するメルセデス陣営内の本格的な懸念を示しています。
詳細:
- RBPTパワーユニットは、バーレーン・シェイクダウンでの初のトラック走行において、100周以上をトラブルなく完走し、即座の信頼性を実証しました。
- バーレーンでの公式テスト中、マックス・フェルスタッペンのレッドブルはストレート区間でのエネルギー展開において顕著な優位性を示し、ヴォルフ氏はこれを連続周回でラップあたり最大1秒の価値があると推定しています。
- この優れたエネルギー管理は、RB22がライバルよりも効率的にエネルギーを回収し、より長い区間で電気パワーを展開できることを示唆しています。
- ヴォルフ氏は、メルセデスのHPP(ハイパフォーマンス・パワートレイン)が先行しているというパドック内の認識を明示的に否定し、この重要な領域でレッドブルに対抗できるかとの質問に「今日のところ、違う」と答えました。
- 前チーム代表クリスチャン・ホーナーの下で開始され、元メルセデスエンジニアのベン・ホジキンソンが率いるこのプロジェクトは、2026年エンジン規制を前にフォードとの技術提携によって加速されました。
今後の展開:
真の競争図式は、シーズン開幕戦バーレーンGPで初めて明らかになるでしょう。レッドブルが初期のベンチマークを設定したとはいえ、エネルギー管理に関する学習曲線は全てのチームにとって依然として険しいものです。メルセデスや他のメーカーは、格差を埋めるためにデータを集中的に分析するでしょう。レッドブルの課題は、過酷な24戦シーズン全体を通じて、フルレース距離においてこの信頼性と性能優位性を維持することです。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/toto-wolff-red-bull-first-f1-engine-benchmark






