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バーニー・エクレストン、ザック・ブラウンのリーダーシップを痛烈批判「才能はないが、優秀な人材を選ぶ能力は抜群」

バーニー・エクレストン、ザック・ブラウンのリーダーシップを痛烈批判「才能はないが、優秀な人材を選ぶ能力は抜群」

要約
元F1重鎮バーニー・エクレストン氏は、マクラーレンCEOのザック・ブラウン氏について「才能はないが、有能な人材を見抜く力は卓越している」と評価。ブラウン氏のリーダーシップの下、マクラーレンは2024年コンストラクターズ王座を獲得し、2025年も優勝候補筆頭と目されています。

バーニー・エクレストン、ザック・ブラウンのリーダーシップを痛烈批判

元F1最高経営責任者(CEO)であるバーニー・エクレストン氏が、マクラーレン・レーシングのCEO、ザック・ブラウン氏のリーダーシップについて、歯に衣着せぬ評価を下しました。エクレストン氏はブラウン氏に対し、「君はあまり才能のある人間ではない」と直接伝えたものの、ブラウン氏が持つ「適切な人材を周りに集める卓越した能力」は高く評価。エクレストン氏は、これがマクラーレンの目覚ましい復活を遂げた鍵だと分析しています。

なぜ重要か:

マクラーレンは、ザック・ブラウン氏のリーダーシップの下、危機的状況からタイトル獲得を争う強豪チームへと劇的な変貌を遂げました。エクレストン氏の率直で容赦のない見解は、この成功を牽引する資質についてのユニークな洞察を提供します。

全体像:

マクラーレンは、2024年のコンストラクターズ・チャンピオンシップをすでに制覇しており、2025年シーズンにおいても圧倒的な優勝候補と目されています。現在、ドライバーズ・チャンピオンシップでは、オスカー・ピアストリ選手とランド・ノリス選手が熾烈な争いを繰り広げており、チームとしては337点という圧倒的なリードを保っています。

詳細:

エクレストン氏はインタビューの中で、ピアストリ選手とノリス選手が、適切なタイミングで競争力のあるチームに所属できた幸運に言及。ブラウン氏との直接の会話を次のように語りました。

  • 「私は最近、彼にこう言いました。長い間彼を知っているのでね。『君はあまり才能があるとは思わない。しかし、君の才能の一つは、君のために働く人々を正しく選ぶことだ。』と。」
  • エクレストン氏は、ブラウン氏が強力なチームを組織し、維持する能力を強調し、「マクラーレンの人々が良い仕事をしている」と認めました。

マクラーレンにおけるブラウン氏の影響:

  • ブラウン氏は2016年にマクラーレンに加入し、2018年にマクラーレン・レーシングのCEOに就任。当時、混乱状態にあった組織を引き継ぎました。
  • 2023年にアンドレア・ステラ氏をチーム代表に昇格させるという彼の戦略的決断は、まさに妙手となり、1998年以来となるコンストラクターズ・チャンピオンシップ優勝へと急速にチームを導きました。
  • ブラウン氏は、おそらく現グリッドで最強のドライバーラインナップを築き上げ、ランド・ノリス選手を確保し、法的紛争を経てでもオスカー・ピアストリ選手を獲得することに執念を燃やしました。ピアストリ選手は現在、残り8戦を前にドライバーズ・チャンピオンシップで31点差の首位に立っています。
  • 商業面でも、マクラーレンは好調であり、2026年からのマスターカードとの年間1億ドル(約150億円)と推定されるタイトルスポンサー契約がその証です。

今後の展望:

ブラウン氏の戦略的リーダーシップと、才能ある人材を見抜き、その能力を引き出す手腕により、マクラーレンは強固な基盤を確立しました。これは、チームが継続的な成功を収め、フォーミュラ1の頂点で輝かしい未来を切り拓くための土台となるでしょう。

元の記事 :https://www.planetf1.com/news/bernie-ecclestone-told-zak-brown-does-not-think-yo...

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