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レッドブル、マクドナルドとサンパウロGPで異例の提携を発表、F1マシンにロゴ初登場

レッドブル、マクドナルドとサンパウロGPで異例の提携を発表、F1マシンにロゴ初登場

要約
レッドブル・レーシングとマクドナルドがサンパウロGPで画期的な提携を発表。マクドナルドのロゴがF1マシンに初登場し、体験型マーケティングや製品連携も実施される。

レッドブル・レーシングは、サンパウロ・グランプリに向け、マクドナルドとの大規模なクロスプロモーション契約を締結しました。この提携により、マクドナルドはF1イベントにおいて初めてサーキットにロゴを露出することになります。

なぜ重要か:

長年、マクドナルドのF1における存在感はラテンアメリカ地域でのバーチャルなトラックサイド広告に限られていましたが、今回の契約はレッドブルの車両に直接ロゴを掲示するという点で、顕著なステップアップと言えます。これは、特にレッドブルのような圧倒的な強さを持つチームとの直接的な可視性とエンゲージメントを求めるグローバルブランドにとって、F1がいかに魅力的になっているかを示しています。

詳細:

  • サーキットでの露出: マクドナルドのロゴは、サンパウロGPの週末を通じて、レッドブル・レーシングの車両の「ハロ」部分とチームガレージに大きく表示されます。
  • 体験型マーケティング: サンパウロ市内のマクドナルドのドライブスルー店舗の一つが、レッドブル・レーシングのピットストップを模したレプリカに改装され、ファンに没入感のあるブランド体験を提供します。
  • 製品連携: この8週間にわたるパートナーシップの一環として、ブラジル国内の一部のマクドナルド店舗でレッドブル・エナジードリンクが提供されます。
    • この取り組みは10月21日に、メニューにレッドブル・エナジードリンクが登場したことから始まりました。
    • 11月11日からは、マクドナルドのコンボメニューにもこれらのドリンクが含まれる予定です。
  • 過去の関与: マクドナルドがF1に関与したのは今回が初めてではありません。ラテンアメリカのマクドナルドを運営するArcos Doradosは昨年、F1と複数年にわたる地域パートナーシップを締結しており、その中にはラテンアメリカ向け放送のバーチャル・トラックサイド広告も含まれていました。

行間を読む:

このパートナーシップは、マクドナルドのF1への関与が、地域的なバーチャル広告から、直接的なチームスポンサーシップおよびオンサイトでのブランド活性化へと戦略的に進化していることを示唆しています。レッドブルにとっては、世界的な消費財大手との提携により、ブランドリーチと収益を強化できる、収益性の高い機会です。没入感のあるドライブスルー体験は、F1ブランドをローカル消費者のエンゲージメントに創造的に活用し、モータースポーツのスリルと日常の利便性を融合させるアプローチを示しています。

今後の展望:

11月7日から9日までインテルラゴス・サーキットで開催されるサンパウロGPが、このコラボレーションの中心となります。パートナーシップの影響の全容は、このイベント中およびその後に観察されることになり、将来のF1チームとスポンサーの活性化のための先例となる可能性があります。もし成功すれば、これはF1チームと異業種ブランドとの間での、より直接的で、視覚的、そして体験的なパートナーシップへの道を開くかもしれません。

元の記事 :https://www.blackbookmotorsport.com/news/f1-red-bull-mcdonalds-sao-paulo-brazil-...

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