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ザック・ブラウン、メルセデスエンジンへの苦情を「典型的なF1の政治」と一蹴

ザック・ブラウン、メルセデスエンジンへの苦情を「典型的なF1の政治」と一蹴

要約
マクラーレンCEOザック・ブラウンは、メルセデスエンジンの圧縮比問題を「典型的なF1の政治」と切り捨て、エンジンの完全な規定順守を主張。競合が指摘する性能優位性を否定し、FIA検証済みの合法的革新であると強調した。

マクラーレンのCEO、ザック・ブラウンは、メルセデスのパワーユニットの圧縮比を巡る論争を「フォーミュラ1の典型的な政治」と表現し、エンジンの合法性を擁護するとともに、有意な性能優位性については過小評価する見解を示した。この論争は、競合メーカーがメルセデスが規制の抜け穴を利用していると考える点にあるが、ブラウンは同パワーユニットが完全に規定を遵守しており、FIAのすべてのテストを通過していると断言した。

論点の核心:

メルセデスの主要カスタマーチームCEOによる今回の公的な否定は、F1における技術規制の政治的側面を浮き彫りにしている。ルール内での革新と公平性の認識の間の緊張関係を強調するこのテーマは、規制変更やチーム間力学に影響を与える繰り返し現れる要素である。その結果は、FIAが新エンジン時代において技術的解釈をどう管理するかの先例となり得る。

詳細:

  • 核心的な問題は、公式に16:1に制限され、FIAが冷間・静止状態で計測するV6エンジンの圧縮比である。競合のアウディ、ホンダ、フェラーリは、メルセデスが稼働中の高温条件下で実質的にこの比率を高め、出力向上を図る方法を工面したと疑っている。
  • ブラウンはメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレイン(HPP)を強固に支持し、エンジンは「ルール内で完全に準拠している」と述べ、ダブルディフューザーなどの過去の革新との類似性を指摘した。
  • 彼は競合他社の主張に直接反論し、「競合他社が示唆するような有意な優位性は存在しないと考えている」と語り、この騒動を競争上の駆け引きに起因するものとした。
  • FIAとパワーユニット諮問委員会は、ウォームアップ済みエンジンでのテスト実施やセンサー追加などの対策を議論中である。ただし、規制変更にはメーカー、FIA、FOMによる超多数決投票が必要となる。

今後の展開:

FIAは長引く論争を避けるため、2026年シーズン前に問題解決を目指している。メルボルンでのシーズン開幕前の即時変更は、メルセデスに複雑な改修を強いる可能性があるため、現実的ではなさそうだ。ブラウンは、マクラーレン、ウィリアムズ、アルピーンを含むすべてのメルセデスエンジン搭載チームがオーストラリアGPに参加するとの確信を示し、それに反する憶測を否定した。非公開での協議は継続され、ガバナンスプロセスと技術的創意工夫とスポーツ規制のバランスが試されることになる。

元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/compression-ratio-saga-typical-politics-of-f1...

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