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オスカー・ピアストリ、メキシコGP予選ペースの「謎」に困惑…チームメイトとの差は0.5秒超

オスカー・ピアストリ、メキシコGP予選ペースの「謎」に困惑…チームメイトとの差は0.5秒超

要約
メキシコGP予選で、オスカー・ピアストリはチームメイトのランド・ノリスから0.5秒以上遅れ、そのペースの差に「不可解」と困惑している。オースティンでも見られたこの苦戦の理由を、マクラーレンは解明する必要がある。

オスカー・ピアストリは、カルロス・サインツのペナルティにより、2025年メキシコシティGPを8番グリッドではなく7番グリッドからスタートする。

しかし、これはほとんど慰めにならない。Q3での最速ラップはマクラーレンのチームメイトであるランド・ノリスより0.588秒遅れており、ピアストリはこの差を週末を通して続く「謎」だと表現している。

なぜ重要か:

  • メキシコだけでなく、以前のオースティンでもノリスのペースに追いつけないピアストリの苦戦は、F1でトップコンテンダーとしての地位を確立しようとする若手ドライバーにとって不可欠な、異なるサーキット特性への一貫性と適応力に疑問を投げかける。
  • 車は「まずまず」だと報告されているにもかかわらず、チームメイトとの顕著な差は、マクラーレンが両ドライバーの車のポテンシャルを最大限に引き出せるようにするために、対処すべきより深い問題があることを示唆している。
  • オーバーテイクが難しく、1コーナーでの多重事故(カルテンボラージュ)で悪名高いサーキットで7番グリッドからスタートすることは、ピアストリがレース中に挽回するのが困難な状況に置かれることになる。

詳細:

  • 顕著な差: ピアストリのQ3ラップはノリスより0.588秒遅れており、これはメキシコでの全セッションを通じて一貫した大きな差だ。チーム代表のアンドレア・ステラはこれを「あらゆるコーナーでのミリ秒単位の差」と説明した。
  • オースティンでの苦戦が再燃: ピアストリは、アメリカGPのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで直面した困難の一部が、オースティンの問題はサーキット固有のものだと当初確信していたにもかかわらず、メキシコでも似たように現れていると指摘した。
    • 彼は状況を「ある意味では、オースティンとそれほど変わらない」と表現した。
  • 予選での苦戦: ピアストリはQ2の最初の走行で中古タイヤを使わざるを得ず、P10に留まったが、最後の強力なプッシュラップで敗退した角田裕毅をわずか0.079秒差でかわし、P7まで順位を上げた。なんとかQ3進出を決めた。
  • 変わらないドライビングスタイル: ピアストリは、シーズン初めや好成績を収めたレースからドライビングスタイルを変更していないと強調しており、現在のペース不足が特に不可解であると述べている。

今後:

  • マクラーレンは、特にチームメイトとの比較において、ピアストリが様々なサーキットでペースを引き出せない根本的な理由を理解するために、徹底的な分析を行う必要がある。この「謎」を特定し解決することは、ピアストリが力強いフォームを取り戻すために不可欠である。
  • 7番グリッドからのスタートは、オーバーテイクが極めて難しいこのサーキットで、1コーナーでの事故を避け、順位を上げるために、ピアストリに規律正しく戦略的なレースを要求するだろう。タイヤのデグラデーションを管理し、あらゆる機会を活かす彼の能力が、力強いポイントフィニッシュの鍵となる。

元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/oscar-piastri-on-poor-mexico-f1-qualifying-my...

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