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ノリス、メキシコGP最終プラクティスを席巻 マクラーレンがポールポジション争いに名乗り

ノリス、メキシコGP最終プラクティスを席巻 マクラーレンがポールポジション争いに名乗り

要約
メキシコGP最終プラクティスでランド・ノリス(マクラーレン)が1分16秒633を記録しトップに。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はバランスに苦しみ、マクラーレンの予想外の速さがポールポジション争いを盛り上げます。

ランド・ノリスがメキシコシティGPの最終プラクティスセッションで際立ったパフォーマンスを見せ、マクラーレンを予選争いの有力候補へと押し上げました。1分16秒633という驚異的なラップタイムはライバルを置き去りにし、重要な予選セッションを前にマクラーレンの力強いペースを予感させました。

なぜ重要か:

  • FP3でのノリスの圧倒的なリードは、特にレッドブルのマックス・フェルスタッペンといった主要ライバルを上回るもので、競争力の大きな変化を示唆しています。特にオーバーテイクの機会が限られているこのトラックでは予選がしばしば決定的となるため、このパフォーマンスはポールポジション争いにおけるマクラーレンの可能性を示す重要な指標となり得ます。
  • フェルスタッペンが指摘するように、レッドブルが抱えるマシンのバランスとグリップに関する継続的な苦戦は、チャンピオンシップリーダーにとって潜在的な弱点を示しており、他のチームに付け入る隙を与えています。

詳細:

  • ノリスの支配力: ランド・ノリスは1分16秒633で最速タイムを記録し、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)に0.345秒、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に0.512秒差をつけるという素晴らしい結果で、トップ3をイギリス勢が独占しました。
  • マクラーレンのペース: オスカー・ピアストリもパフォーマンスを向上させ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の直後、5位に入りました。ただし、チームメイトのノリスからは0.599秒遅れていました。マクラーレンの力強い走りは、金曜日のパフォーマンスとは対照的です。
  • フェルスタッペンの苦戦: マックス・フェルスタッペンはノリスから0.609秒遅れの6位でフィニッシュしましたが、低いグリップと一貫性のないリアエンドの感触を理由に、マシンのバランスに対する不満を表明し続けました。レッドブルは、最初のプラクティスセッションで見せたような圧倒的な強さを再現できていない様子でした。
  • 接戦のセッション: ノリスがリードしたにもかかわらず、トップ13名のドライバーが1秒以内にひしめき合っており、緊迫した予選バトルが繰り広げられる可能性を示唆しました。
  • トラックコンディション: 摂氏50度近くに達する猛烈なトラック温度が低グリップコンディションを招き、ブレーキングで多くのドライバーを苦しめました。アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は複数回コース外に飛び出し、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)も限界を試しました。
  • その他の注目パフォーマンス: キミ・アントネッリ(メルセデス)が7位、イサック・ハジャール(レーシング・ブルズ)が8位で好走を見せました。角田裕毅(レーシング・ブルズ)は9位で、チームメイト(ハジャール)からわずか0.1秒差でした。
  • アロンソの出遅れ: フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、マシンの作業により貴重な走行時間を失い、ソフトタイヤでの走行を完了できませんでした。結果、20位に終わりました。

次は:

注目は、現地時間午後3時(AEDT午前8時)に開始される予選に移ります。

  • 中団勢の僅差とレッドブルの予期せぬ苦戦を考慮すると、予選は非常に予測困難なものになるでしょう。
  • ノリスを擁するマクラーレンの急激なペースアップは、彼らをポールポジションの有力候補に押し上げ、シングルラップで速さを見せたフェラーリやメルセデスをも脅かす可能性があります。
  • フェルスタッペンがマシンのバランス問題を克服できるかどうかが、レッドブルがフロントロウスタートを確保し、メキシコでのチャンピオンシップへの野望を維持するために極めて重要となるでしょう。

元の記事 :https://speedcafe.com/f1-news-2025-mexico-city-practice-3-report-lando-norris-to...

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