
マクラーレン、オランダGPで「波打つ」リアウィングを導入し開発を加速
マクラーレンがオランダGPにて、気流制御の限界に挑む視覚的にも斬新な「リップル(波打つ)」形状のエンドプレートを備えたリアウィング・アップグレードを導入しました。このコンポーネントは、リアダウンフォースの向上を目的とした開発パッケージの第2段階の目玉であり、合わせて中央ボディワークの刷新やリアブレーキダクトの微調整も行われています。アルピーヌやアストンマーティンが2023年に同様のスウェージライン(swage-line)コンセプトを先駆けて導入していましたが、マクラーレンの最新仕様は、エンドプレートの厚みに関する規定の限界を突き詰めつつ、極限の空力負荷に耐えうる設計となっています。
Why it matters:
わずかな差が勝敗を分ける今シーズン、リアウィングの革新はチャンピオンシップ争いに直結します。ライバルチームが次々とアップデートを投入する中、リアタイヤ後方の気流とウィングチップボルテックス(翼端渦)をより精密に制御しようとするマクラーレンの姿勢は、MCL40の性能を極限まで引き出そうとする強い意志の表れと言えます。
The details:
- マクラーレン: 波打つエンドプレートに複数のスウェージラインを設けることで、リアタイヤから発生する気流とそれがチップボルテックスに与える影響を最適に管理します。規定でエンドプレートの厚みが厳格に制限されているため、複雑な形状と、高ダウンフォース荷重に耐えうる構造的強度の両立が求められました。
- アストンマーティン: ハンガリーGPで導入した新型フロントウィングを改良し、最外側エレメントのコード長を短縮させるとともに、インボードフットをアップグレードしました。また、オプションの新型フロントウィングフラップ、修正されたフロアフェンス、ディフューザーウィングレットにより、セットアップの幅を広げています。
- フェラーリ: 全速度域でのダウンフォース向上を目指し、フロアのアップグレードを実施しました。刷新されたボードブレースとベーンが、調整済みのリアディフューザーおよびビームウィングと連動し、車体後方への気流を活性化させます。
What's next:
ザンドボルトでの走行が、これらのアップデートの真価を問う最初の舞台となります。各チームとも、シーズン終盤の開発成果が即座にラップタイムの向上に結びつくことを期待しています。注目を集めるマクラーレンの独創的なウィングが、激化するトップ争いの中でどのような結果をもたらすのか、タイムシートが答えを出すことになるでしょう。
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-1/crinkled-mclaren-rear-wing-among-dutch-gp-f1-...






