
ルクレール、ラスベガス初走行でトップタイム – アルボン、角田も躍動
要約
ラスベガスFP1では、シャルル・ルクレールがトップタイムを記録。アレックス・アルボンと角田裕毅が予想外の好走で2位、3位に続いた。チャンピオンシップ争いは波乱含みで、チームは今後、車両セットアップの最適化に注力する。
ラスベガスFP1:ルクレールが圧倒的な速さで首位、アルボンと角田がサプライズの活躍
フェラーリのシャルル・ルクレールが、2025年FIAフォーミュラ1ラスベガス・グランプリの初走行セッションで最速タイムを記録し、チームの潜在能力を示しました。ウィリアムズのアレックス・アルボンとレッドブル・レーシングの角田裕毅が、予想外の好走でその後に続きました。チャンピオンシップ首位のランド・ノリスは6位、ライバルのオスカー・ピアストリは8位に留まりました。
なぜ重要か:
- ラスベガスでの最初のプラクティスセッションは、しばしばチームのパフォーマンスやドライバーのユニークな市街地コースへの適応を初期段階で垣間見せてくれます。
- ルクレールの力強い走りはフェラーリの競争力ある可能性を示唆しており、アルボンと角田の印象的なペースは、予想よりも接戦となるミッドフィールド争いを予感させます。
- このセッションは、特にダスティでグリップの低いラスベガス・ストリップのような「グリーン」なトラックで、タイヤのデグラデーション、トラックの進化、そして車両セットアップに関するデータを収集するために不可欠です。
詳細:
- セッションは「グリーン」で非常に滑りやすいトラックから始まり、レーシング・ブルズのイサック・ハジャールが最初の慎重なラップタイムを記録しました。
- 序盤のペースセッター: グリップが向上するにつれて、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ハジャールが次々とトップに立ち、順位は頻繁に入れ替わりました。
- 中盤の躍進: ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)がハードタイヤで一時最速タイムを記録し、その後、角田とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がすぐにベンチマークタイムを更新しました。
- ノリスのインシデント: チャンピオンシップ首位のランド・ノリス(マクラーレン)が右リアタイヤでバリアーに軽く接触しましたが、大きなダメージはなく走行を続けました。
- ソフトタイヤでの走行: チームがソフトタイヤに切り替える中、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が一時トップに浮上しましたが、すぐにルクレールに抜かれ、ルクレールはさらにタイムを縮めました。
- 終盤のドラマ: フェルスタッペンがソフトタイヤで一時トップを奪い返し、角田が続きましたが、最終的にルクレールが1分34秒802でトップを確定させました。
- サプライズパフォーマンス: アレックス・アルボンは、ルクレールからわずか0.166秒差の2位に食い込む力強いラップを披露し、角田は3位を維持しました。
数字で見る上位陣:
- シャルル・ルクレール (フェラーリ): 1:34.802
- アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ/メルセデス): 1:34.968 (+0.166秒)
- 角田 裕毅 (レッドブル/ホンダRBPT): 1:35.071 (+0.269秒)
- マックス・フェルスタッペン (レッドブル/ホンダRBPT): 1:35.109 (+0.307秒)
- カルロス・サインツ (ウィリアムズ/メルセデス): 1:35.179 (+0.377秒)
- ランド・ノリス (マクラーレン/メルセデス): 1:35.258 (+0.456秒)
- イサック・ハジャール (レーシング・ブルズ/ホンダRBPT): 1:35.299 (+0.497秒)
- オスカー・ピアストリ (マクラーレン/メルセデス): 1:35.450 (+0.648秒)
- ジョージ・ラッセル (メルセデス): 1:35.534 (+0.732秒)
- キミ・アントネッリ (メルセデス): 1:35.538 (+0.736秒)
今後の展望:
各チームは、このセッションで収集された膨大なデータを分析し、ユニークなラスベガス市街地コースに合わせた車両セットアップの最適化を進めることになります。より多くのタイヤカスが路面に供給されるにつれて、トラックの進化と、さらに速いラップタイムが期待されます。予選ペースの最大化と、今後のセッションでのロングランタイヤ性能の理解に焦点が移るでしょう。これはレース戦略にとって極めて重要となります。
元の記事 :https://www.fia.com/news/f1-leclerc-tops-opening-practice-las-vegas-ahead-albon-...





