
WRC王者カッレ・ロバンペラ、25歳でラリーの頂点を離れシングルシーター転向の動機を説明
要約
絶頂期のWRC二度の王者カッレ・ロバンペラが、トヨタの全面的な支援の下、スーパーフォーミュラを起点にサーキットレースへ本格転身。新たな環境での挑戦欲求が主な動機で、2027年のF2昇格を目指す。
二度の世界ラリー選手権(WRC)王者、カッレ・ロバンペラが、25歳という絶頂期にラリーの頂点を離れ、サーキットレースへの転身を図る。フィンランド人ドライバーは、スーパーフォーミュラへのフルシーズン参戦を皮切りに新たなキャリアを開始。完全に新しい環境で自身の技能を試したいという強い欲求が、この劇的な転身の主な動機であると説明した。彼が2020年からレースを戦ってきたマニュファクチャラー、トヨタはこの挑戦を全面的に支援している。
なぜ重要なのか:
ロバンペラの移籍は、近年のモータースポーツ史において最も重要なクロスディシプリンドライバーの転身の一つである。頂点に立つチャンピオンがシリーズを離れ、シングルシーターの下位カテゴリーから再出発するという選択は、従来のキャリアパスへの挑戦であり、ドライバーが多様性を証明しようとする傾向が強まっていることを示している。彼の成功または失敗は、他の専門シリーズのトップ人材が自身のキャリアの地平線をどう見るかに影響を与える可能性がある。
詳細:
- きっかけ: ロバンペラはRacingNews365のインタビューで、近年サーキットレースで自身を試した結果、「非常に興味深い」新たな挑戦があることに気付いたと語った。WRCで成功するためのステップは既に習得したと感じ、全く新しい技術セットを学ぶ過程を強く求めるようになった。
- トヨタの重要な役割: 彼が2020年からレースを戦ってきたメーカーは、彼のシングルシータープログラムを全面的に支援。ロバンペラは、トヨタが彼が「本気」で、「全てを捧げる準備ができている」と悟った時、興奮し、この転身を実現するための大規模なプログラムを組み立てたと強調した。
- 経験の構築: 彼のサーキットレースの基礎作業には、2024年のポルシェ・カレラカップ・ベネルクスでの3勝、ドリフトシリーズ、ドバイ24時間レースのような耐久レース、さらには2012年型レッドブルF1マシンのテスト走行も含まれる。
- 戦略的なタイミング: 25歳のロバンペラは、今が転身する「正しい時期」だと信じている。本格的なプログラムを構築するには十分に若いが、ジュニアフォーミュラの若者ではないことも認識している。基礎段階なしに30代で転身を試みた他のドライバーたちに言及し、キャリアの後半での転身試行は避けたかったと述べた。
今後の展開:
トヨタの支援の下、ロバンペラの道筋は明確になった。
- 2025年シーズンは、日本の競争力の高いスーパーフォーミュラ選手権で過ごす予定。
- これに先立ち、トヨタガズー・レーシングと提携するハイテックGPチームと共に、フォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィーに参加し、経験を積み、FIAスーパーライセンスポイントの獲得を開始する。
- 計画では、既にテストも行っているフォーミュラ2に2027年にステップアップすることが想定されており、高い確率で再びハイテックTGRと組むことになるだろう。
- 将来的なレッドブルとの協業の可能性は残しているが、当面の焦点と支援は、彼にシングルシーターで成功する「真のチャンス」を与えるために設計されたトヨタのプログラムに確固として向けられている。
元の記事 :https://racingnews365.com/wrc-champion-explains-motivation-behind-single-seater-...





