
フェルスタッペン、メキシコFP2トップも「全く戦えなかった」と深刻なグリップ不足を吐露
メキシコGP FP2:トップタイムも、フェルスタッペンは「全く戦えなかった」と語る
メキシコシティGPのフリー走行2回目(FP2)で最速タイムを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペンですが、タイヤのグリップと温度管理における深刻な懸念を表明しました。FP1を欠場し、本来なら取り戻すべき走行時間があったものの、FP2でのトップタイムも根本的な問題を隠すことはできなかったと述べています。
なぜ重要なのか:
今シーズン、圧倒的な強さを見せているフェルスタッペンだけに、レッドブルのパフォーマンスに対する彼の批判的な評価は驚きです。もし彼がグリップやタイヤ温度といった基本的な課題に苦戦しているのであれば、それはライバルにチャンスを与え、珍しく予測不可能な週末となる可能性があります。
詳細:
- FP1欠場: 新人ドライバーのアービッド・リンドブラッドが彼の代役を務めたため、FP1には参加できず、コースへの順応に必要な時間を失いました。
- グリップとタイヤの問題: フェルスタッペンによれば、FP2での主な懸念は深刻なグリップ不足であり、これが持続的な走行中にタイヤを急速に過熱させる原因となりました。
- 彼は「バランスは悪くなかった。ただグリップがなかった。それが一番の懸念材料だ。持続的な走行に入ると、タイヤがすぐに熱くなってしまう。我々は全く戦えていなかった。」と明確に語りました。
- ショートラン vs. ロングラン: ソフトタイヤでのアタックラップは好調でしたが、フェルスタッペンはミディアムタイヤでのショートランを「あまり良くなかった」と評価し、「ロングランこそが大きな問題で、我々は非常に苦労しているようだ」と強調しました。
- 過去の実績: フェルスタッペンは、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで目覚ましい戦績を残しており、メキシコGPでキャリア通算5勝を挙げています。
大局:
フェルスタッペンは直近4戦中3勝を挙げるなど、驚異的なフォームを維持しています。現時点では直接的なチャンピオンシップ争いにはありませんが、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスが繰り広げる激しい戦いにプレッシャーをかけています。メキシコでの厳しい週末は、彼の勢いを阻害し、ライバルに勢いや自信を与える大きな機会となり得ます。
次に何が起こるか:
レッドブルチームは、予選と決勝レースに向けて、グリップとタイヤ温度の問題を解決するために集中的に取り組むことになるでしょう。もし解決策を見出すことができれば、このサーキットでの過去の成功が、彼を再び優勝争いに導く可能性があります。しかし、問題が続くようであれば、メキシコGPは、彼のこれまでの圧倒的なシーズンの中で、最も困難な週末の一つとなるかもしれません。
元の記事 :https://www.gpblog.com/en/news/verstappen-adamant-we-are-nowhere-despite-topping...






