
カルロス・サインツ、シルバーストンでのSC判断ミスでF1史上初の「1周追加」ペナルティ
2026年イギリスGPにおいて、カルロス・サインツ選手が12位から17位へと順位を落とし、最終的に1周遅れの完走となりました。これは、セーフティカー(SC)導入時、ウィリアムズがサインツ選手を「追い越し許可車両」ではないと正しく認識せず、追い越しを指示したことによるものです。レース後の判定として、最終順位に1周が追加されるという制裁は、F1史上前例のない決定となりました。
Why it matters:
このペナルティにより、サインツ選手は5つの順位を落とし、唯一のポイント獲得機会を失いました。アレックス・アルボン選手が43周目に衝突でリタイアし、苦戦していたウィリアムズにとって、さらに追い打ちをかける形となった週末です。また、シルバーストンの特殊なピットロードとコースレイアウトが、SC状況下でいかに複雑なシナリオを生み出すかを浮き彫りにし、一ポイントを争う世界でのチームの規律遵守の重要性を改めて示しました。
The details:
- 状況: 46周目にマックス・フェルスタッペン選手がストウコーナーでクラッシュし、6周にわたるSC走行となり、そのままチェイスが終わりました。優勝はフェラーリのシャルル・ルクレール選手。レースコントロールは、終盤から2番目のラップで周回遅れ車(バックマーカー)のSC追い越しを許可していました。
- 混乱の要因: サインツ選手はSC走行中にピットインしました。ピット入り口(SCライン1)では形式的に周回遅れでしたが、シルバーストンの特殊なレイアウトにより、同じ周のSCライン2を通過する頃には一時的に周回遅れではなくなっていました。
- チームのミス: このため、サインツ選手は「周回遅れ車は追い越し可能」という指示の対象外となっていました。しかし、ウィリアムズは規程の細かな差異と指示メッセージからの除外を見落とし、サインツ選手に不正な追い越しを行わせました。
- 判定: スチュワードは、特殊なコースレイアウトが混乱を招いた点は認めつつも、ウィリアムズ側が「基準点での周回遅れ確認不足」と「指示メッセージの確認漏れ」という2つの過失を認めたため、厳格な処置を下しました。
What's next:
手ぶらでシルバーストンを後にすることとなったサインツ選手とウィリアムズは、次戦に向けて迅速に立て直しを図る必要があります。また、今回の件を受け、他チームもピットロード構成が特殊なサーキットにおけるSC手順を再確認し、同様の痛恨のミスを避けるための対策を講じると見られます。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/carlos-sainz-handed-unprecedented-penalty-aft...





