
メルセデス、ドライバーへの「偏愛」説を完全否定。アリソン技術責任者が「あり得ない話」と断言
メルセデスのジェームス・アリソン技術責任者が、2026年のタイトル争いにおいてチームが特定のドライバーを優遇しているという憶測を、「チームの文化として全くあり得ないこと」として強く否定しました。この発言は、バルセロナGPでジョージ・ラッセルとキミ・アントネリが激しく競り合った結果、フェラーリのルイス・ハミルトンに勝利を許したことを受け、チームが両ドライバーを同時に後押ししているというネット上の疑惑が浮上したことを受けたものです。
Why it matters:
アントネリがハミルトンに41ポイント差をつけて首位に立ち、ラッセルが僅差で追う現状において、チーム内の不協和音は許されません。アリソン氏が異例の否定に踏み切った背景には、ファンの間での憶測が、フェラーリに72ポイントのリードを築いているコンストラクターズ選手権の安定感を揺るがしかねないという懸念があります。
The details:
- アリソン氏はチームのラジオ番組にて、賞金に直結するコンストラクターズポイントの最大化こそが至上命題であり、特定のドライバーを優遇することは論外であると説明しました。
- チームオーダーは、一方が数学的にタイトル争いから脱落し、もう一方がライバルから直接的な脅威を受けている場合にのみ検討されます。
- トト・ヴォルフ代表も、外部の挑戦者が状況を強いない限り、オーダーは出さない方針を改めて明言しています。
- また、バルセロナGPにおけるフェラーリの大幅なアップデートにより、新レギュレーション下での初期の性能的優位性が消し飛ばされたことを認めました。
- チームが「必要十分な速さを欠いていた」とし、ハミルトンの3ストップ戦略による勝利は、絶妙なタイミングでのバーチャルセーフティカー(VSC)が後押ししたと分析しています。
The big picture:
2026年の新レギュレーション導入当初、メルセデスはリードしていましたが、バルセロナGPはライバルたちがアップデートによっていかに迅速に差を詰められるかを証明しました。アリソン氏は、開発ペースを維持できれば、自社の開発パイプラインによって再び優位性を確保できると自信を見せています。
What's next:
ラッセルとアントネリへの平等な扱いは、両者がタイトル争いの圏内にいる限り継続されます。今後は、内部競争がハミルトンやマクラーレンに利益をもたらさないよう管理しつつ、次回のアップデートで再び支配的な速さを取り戻すことが急務となります。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/mercedes-shoots-down-favouritism-speculation-...





