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イモラ、F1開催継続へ大規模近代化プロジェクトを実施

イモラ、F1開催継続へ大規模近代化プロジェクトを実施

要約
2026年F1カレンダーから外れたイモラ・サーキットが、パドック拡張、インフラ強化、新ホスピタリティ建設など大規模近代化を推進。F1の「プラグアンドプレイ」予備開催地としての地位確立と、WEC・MotoGPなどイベント多角化によるF1依存度低下を目指す戦略だ。

イモラ・サーキット(アウトードローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ)は、今後もフォーミュラ1グランプリの開催地としての地位を維持するため、大規模な近代化プロジェクトに着手した。マドリードでの第二スペインGP追加により2026年カレンダーから外れたものの、この歴史あるイタリアのトラックは静観していない。代わりに、予備またはローテーション開催地としての潜在的回帰に備え、重要なインフラアップグレードに投資し、準備態勢を整えている。

なぜ重要なのか:

F1のグローバル拡大と開催費用の高騰に伴い、ヨーロッパレースへの圧力は強まっている。イモラの戦略は、伝統的サーキットが直面する現実を浮き彫りにする:進化するか、取り残されるリスク。今施設をアップグレードすることで、このサーキットは短期間での代替開催や、スパ・フランコルシャンのようなローテーションシステムへの参加が可能なF1の「プラグアンドプレイ」オプションとしての地位を確立し、衰退するのではなく未来を準備している。

詳細:

  • パドック近代化: 改修はパドックエリアに重点を置く。防水ゾーンを拡大しチームにより多くのスペースを提供して運営を効率化する一方、医療センター広場はFIA世界耐久選手権の要件を満たすため環境配慮型アスファルトで舗装し直される。
  • インフラ改善: 自然災害リスクに対処するため、パドックと川を隔てる壁は洪水対策として補強される。さらに、近隣住民を保護するため防音壁が延長され、ピットテラスは3段階に分けて屋根で覆われる予定。
  • 新ホスピタリティ: トーサ・ヘアピンに位置する「カーサ・デリ・イベンティ(Casa degli Eventi)」が重要な新施設として追加される。この新しい多目的施設は古い家屋に代わり、トラックを一望できる大きな半円形ガラス窓が特徴。
  • アクセス・交通: トーサ周辺の道路網は安全性とアクセス性を向上させるため改修される。橋は1車線から自転車道を含む2車線に拡幅され、新しいロータリーがヴィア・ティロ・ア・セニョ(Via Tiro a Segno)やヴィア・ケネディ(Via Kennedy)などの主要アクセス路を接続する予定。

全体像:

イモラはF1への依存度を下げるため、積極的にポートフォリオの多角化を進めている。このサーキットはWECシーズン開幕戦やMotoGPイベントを含む強力な国際大会ラインナップを誇る一方、コンサート用「ミュージック・パーク・アリーナ」のような非レース系アトラクションを導入している。最終的な目標は、近年の印象的な観客動員数(約100万人)を維持することで、グランプリがカレンダーにない場合でも会場が繁栄できることを証明することである。

元の記事 :https://www.motorsport.com/general/news/imola-major-facelift-f1-dream-remains-al...

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