
イモジェン・ラドバーン、F1アカデミーのルーキードライバーテストに参加へ
イモジェン・ラドバーン(Imogen Radburn)選手が、今週開催されるF1アカデミー(F1 Academy)の初のルーキードライバーテストに参加する予定です。これは、2026年シーズンのシート獲得を目指す若い女性ドライバーにとって、極めて重要な機会となります。
なぜ重要なのか:
2日間にわたるこのテストは、F1アカデミーにとって「画期的な瞬間」であり、世界中の最も有望な女性才能を発掘・育成することを目的としています。参加者には、2026年シーズンのフルタイムシートまたはワイルドカードエントリーへの直接的な道が開かれます。
詳細:
- テスト日程:9月17日~18日
- 参加者:15歳から21歳までの18名のドライバー
- 車両:同一仕様のF1アカデミーマシンを使用
- 評価項目:身体能力および認知能力の評価が含まれます
ラドバーンの歩み:
- 14歳でカートを始め、フォーミュラ・フォード(Formula Ford)およびフォーミュラ4(Formula 4)を急速に駆け上がりました。
- 経験が限られていたにもかかわらず、F4では複数の地方選手権タイトルとルーキー賞を獲得しています。
- 現在はNSWカート連盟のアンバサダーを務め、「Girls on Track」や「First Gear」といった、モータースポーツにおける若い女性を支援するプログラムに積極的に関わっています。
リーダーシップの見解:
**F1アカデミーのマネージングディレクターであるスージー・ウルフ(Susie Wolff)**氏は、このテストは「最高のドライバーたちが競争することを保証」し、才能ある選手たちがその価値を証明するための「公平なプラットフォーム」を提供すると述べています。
**F1アカデミーのパフォーマンス&タレント開発マネージャー、ケイティ・デンバー(Katie Denver)**氏は、このテストが次世代の女性才能を発掘・育成するという深いコミットメントを反映しており、将来のパイプラインを強化し、成功へのより明確な道筋を作るための障壁を取り払うものであると強調しました。
今後の展望:
もしラドバーン選手が2026年F1アカデミーのグリッドに立つためのシートを確保できた場合、今年すでにF1アカデミーでデビューを果たしたオーストラリアの同僚ドライバー、アイヴァ・アナグノスティアディス(Aiva Anagnostiadis)選手とジョアン・シコンテ(Joanne Ciconte)選手と共に走ることになります。アナグノスティアディス選手は現在、シーズン残り2戦で15位(5ポイント)、シコンテ選手は16位(4ポイント)となっています。
元の記事 :https://speedcafe.com/f1-news-2025-imogen-radburn-academy-rookie-test-spain-wome...