
FIA、2026年シーズンのブーストモードを部分的に再導入へ
FIAは安全性を重視したレギュレーション変更を批准し、2026年シーズンの残りの期間においてブーストモードを部分的に再導入することを決定しました。新しい規則では、ウェットコンディションで直線的に減速する際にパワーレベルを維持することは認められますが、ドライバーが懸念していた危険なトルクスパイクを防ぐため、追加的な出力向上は禁止されます。
Why it matters:
急激なトルク増大が、路面状況の悪い2026年仕様のマシンを非常に危険な状態にするとドライバーから警告があったため、FIAは今年初めにウェット走行時のブーストモードを禁止していました。今回の妥協案は、パフォーマンスを底上げするのではなく、出力の低下を防ぐことに特化しており、視界不良時の接近速度を抑制しつつ、コントロール可能な状態を維持することを目的としています。
The details:
- ブーストモードの制限: 低グリップかつ低視程の条件下では、ブーストモードは直線でのパワーロスを防ぐためだけに作動します。オーバーテイク機能は引き続き完全に無効化されます。
- ヒートハザードの分離: 主催者はスプリントと本戦で個別に「ヒートハザード」を宣言できるようになり(24時間前の通知が必要)、ドライバーは冷却ベストの着用または追加バラストの搭載が義務付けられます。
- 2027年の変更点: エネルギー比率が2027年には内燃機関58%、電気42%となり、2028年には60:40へと移行します。また、FIAは特定サーキットでのリコンラップを制限し、レース距離を1〜2ラップ短縮する可能性があります。
- テスト期間の延長: レギュレーションの複雑化に伴い、チームが対応しやすくなるよう、2027年のプレシーズンテストが3日間から4日間に延長されます。
What's next:
FIAはこれらの調整を、2026年レギュレーションの継続的な進化の一環であるとしています。モハメド・ベン・スライエム会長は、イノベーション、持続可能性、そして安全性のバランスを取るためには「継続的な対話」が不可欠であると強調しました。2027年、2028年に向けたさらなる技術的転換期において、チームと規制当局が新時代に適応する中で、さらなる微調整が行われる見込みです。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/f1-revisits-wet-weather-boost-mode-as-fia-rat...






