文書31 - 違反 - 車両31 - リアウィングメインプレーンチップたわみテスト不合格

技術検査違反・裁定

宛先: マネーグラム ハースF1チーム チームマネージャー 差出人: 競技審査委員会 日付: 2025年9月20日 時間: 20:25

競技審査委員会は、技術代表からの報告書(文書26)を受領し、召喚(文書27)を行い、チーム代表からの聴取を行った結果、車両31に関する以下の事項を検討し、決定しました。

事象の詳細

  • 番号 / ドライバー: 31 - エステバン・オコン
  • 競技者: マネーグラム ハースF1チーム
  • 時間: 19:31
  • セッション: 予選
  • 事実: 車両がリアウィングメインプレーンチップたわみテストに不合格となりました。
  • 違反: FIA技術規定第3.15.17条違反 - リアウィングメインプレーンチップたわみテスト。

決定

車両31は予選結果から失格となります。

決定理由

  1. 聴聞会: 競技審査委員会は、車両31のチーム代表、ハースの車両エンジニアリング責任者、FIA技術代表、およびFIA副技術代表から聴取を行いました。ドライバーのエステバン・オコンは聴聞会を免除されました。
  2. FIA報告: FIA代表は使用されたテスト手順を説明し、Y=525の内側にあるRV-RW-PROFILESとRV-RW-TIPの2つのセクション間の距離が、許容される0.5mm(左側0.6mm、右側0.825mm)を超えていたと報告しました。
  3. 測定器の検証: 測定器の校正は検証され、有効であることが確認されました。
  4. チームの承認: チームは、規定に定められたテスト手順が遵守されたことを認め、この不一致は当該部品の製造上の問題に起因すると説明しました。
  5. 競技審査委員会の結論: 競技審査委員会は、車両が規定に準拠していないと判断し、予選結果からの通常のペナルティである失格を科しました。
  6. 上訴権: 競技者は、FIA国際スポーツ規約第15条およびFIA司法・懲戒規則第4章に従い、競技審査委員会の特定の決定に対して上訴する権利があることを改めて通知します。

注記: 競技審査委員会の決定はFIAとは独立して行われ、関連する規定、ガイドライン、および提出された証拠のみに基づいています。