
フェルスタッペン、米国GP予選で圧倒的強さを見せポールポジション獲得
マックス・フェルスタッペンは、サーキット・オブ・ジ・アメリカスで開催された米国グランプリの予選で圧倒的な強さを見せ、ポールポジションを獲得しました。レッドブルのドライバーは、Q1、Q2、Q3の全セッションでトップタイムを記録し、マクラーレンのランド・ノリスとフェラーリのシャルル・ルクレールを抑えました。
なぜ重要か:
フェルスタッペンのポールポジション獲得は、レッドブルの強力なチャンピオンシップ争いをさらに強固なものにし、ドライバーズランキングでのリードを広げる絶好の機会となります。マクラーレンとフェラーリの好調な予選結果は、表彰台争いとコンストラクターズポイント獲得に向けた熾烈な戦いを示唆しており、オースティンでのスリリングなレース展開に期待がかかります。
詳細:
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル): Q3で1分32秒510という驚異的なタイムでポールポジションを獲得。Q1(1分33秒207)、Q2(1分32秒701)でも一貫してトップタイムを記録しました。
- ランド・ノリス(マクラーレン): フェルスタッペンにわずか0.291秒差の1分32秒801で2位となり、マクラーレンの強力なペースとレースでのポテンシャルを示しました。
- シャルル・ルクレール(フェラーリ): 1分32秒807で3位につけ、フェラーリを上位争いに踏みとどまらせました。
- メルセデスのパフォーマンス: ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンがそれぞれ4位、5位で予選を通過し、メルセデスの調子向上がうかがえます。2025年にフェラーリ移籍を控えるハミルトンも、競争力のある走りを見せました。
- ルーキーの台頭: アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は7位で予選を通過し、印象を残しました。オリバー・ベアマン(ハース)は8位を獲得し、新世代ドライバーの才能を証明しました。
- サプライズと苦戦: ウィリアムズ移籍のカルロス・サインツは9位。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはトップ10圏外の10位でした。Q2敗退組にはニコ・ヒュルケンベルグやリアム・ローソンが、Q1で苦戦したのはアレクサンダー・アルボンやランス・ストロールが目立ちました。
大局:
2025年F1シーズン第19戦となるこの予選は、グリッド最前線での激しい競争を浮き彫りにしました。フェルスタッペンとレッドブルが依然として優勝候補筆頭ですが、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスとの僅差は、レース展開が容易には決まらない可能性を示唆しています。チャンピオンシップポイントを巡る戦いは依然として熾烈で、グリッド上のすべてのポジションが極めて重要となります。
今後の展望:
日曜日、サーキット・オブ・ジ・アメリカスで開催されるグランプリに全ての視線が注がれます。フェルスタッペンはポールポジションからの勝利を目指しますが、ノリスとルクレールがすぐ後ろからスタートするため、序盤のラップが非常に重要になるでしょう。印象的なルーキーたちと経験豊富なベテランたちが繰り広げる中団争いも、各チームがコンストラクターズチャンピオンシップで少しでも多くのポイントを獲得しようと競い合うため、見どころとなるはずです。
元の記事 :https://f1i.com/news/551105-united-states-grand-prix-qualifying-results.html