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バッセール、2026年メルセデスとの格差縮小に向けたフェラーリの総合計画を詳述

バッセール、2026年メルセデスとの格差縮小に向けたフェラーリの総合計画を詳述

要約
フェラーリのフレデリック・バッセール・チーム代表は、メルセデスとの1周あたり4〜5テンの格差を認めつつも、単なるエンジン規制変更に頼らず、シャシー開発やエネルギー管理最適化など車両全体の総合的性能向上で格差解消を図る方針を明らかにした。今後の車両アップデート期間(ADUO)が重要な機会となると強調した。

フェラーリのフレデリック・バッセール・チーム代表は、チームが支配的なメルセデスより1周あたり「4〜5テン」遅いことを認めたが、その格差を埋めるために迫り来るエンジン規制変更に依存することはないと表明した。代わりに、ホリスティックなアプローチを強調し、車両パッケージ全体にわたる改善を目標とし、今後の車両アップデート期間(ADUO)を進歩を遂げる重要な機会と捉えている。

なぜ重要なのか:

メルセデスが2026年選手権の早い段階で圧倒的なリードを確立したため、フェラーリがパフォーマンス格差を縮められるかどうかは、タイトル争いを維持するために極めて重要である。バッセールが単一のルール調整に希望を託すのではなく、車両開発全体に実用的に焦点を当てていることは、現在のベンチマークチームから王座を奪還するために必要な、複雑で多面的なエンジニアリング戦いを浮き彫りにしている。

詳細:

  • 現在の格差: バッセールは、激しいオープニングラップの戦いの後、メルセデスが一貫して大きな差をつけて離れていく、と述べた。格差はメルボルンの8テンから中国の4テンに狭まり、進歩を示しているが、根本的なペースアドバンテージは依然としてメルセデスにある。
  • 総合的な課題: バッセールは、パフォーマンス格差を純粋なエンジンまたはシャシーの問題に分離することを拒否した。彼は現代のF1マシンを「シャシーとエンジンが混ざり合った一つのパッケージ」と表現し、単一の問題領域を切り分けることは難しく、あらゆる場所での改善が必要であると述べた。
  • エンジン規制の文脈: フェラーリを含むライバルチームは、メルセデスの2026年パワーユニットが圧縮比測定に関する規制の抜け穴を利用したと主張し、疑問を呈していた。6月1日からは、作動温度での圧縮比を測定する新しいテスト手順が実施される。
    • バッセールは即時的影響を軽視し、「新しい圧縮比規則がゲームチェンジャーになると確信していない」と語った。
    • 報道によれば、メルセデスエンジンはすでに新しい6月の測定基準をパスしているという。
  • 戦略的焦点: フェラーリの当面の計画は、シャシーを積極的に開発し、エネルギー管理を最適化することである。重要なマイルストーンはADUO(指定された車両アップデート期間)であり、バッセールはこれをチームがパフォーマンスアップグレードを導入し格差を縮める次の主要な機会と位置付けている。

今後の展開:

フェラーリのシーズンは、その開発軌道にかかっている。チームはSF-26のシャシーとシステムへの取り組みを継続し、ADUOアップデートはシーズン中の開発能力に対する重要な試金石となる。バッセールの発言は、フェラーリが外部の規制変更が競争秩序を変えるのを待つのではなく、特にストレートラインスピードの格差を含むマシンの総合的なパフォーマンスに対処することを目的とした包括的なアップグレードパッケージを準備していることを示唆している。

元の記事 :https://www.planetf1.com/news/ferrari-strategy-close-mercedes-f1-2026

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