
レッドブル、ランビアーゼの後任にトム・マッコールを選出。シーズン中盤の苦境に拍車
レッドブルは、2028年までにマクラーレンへ移籍することが決まっているジャンピエロ・ランビアーゼの後任として、元アストンマーティンのエンジニアであるトム・マッコール氏をシニア・トラックサイドの責任者に任命しました。この発表は、マックス・フェルスタッペンが4回の表彰台を獲得したものの、2026年シーズン前半戦で一度も勝利を挙げられていないという、王者にとって極めて不安定な時期に行われました。
Why it matters:
これは単なる人事異動ではありません。2026年の新レギュレーション導入後、急激に競争力を落としたレッドブルにとって、ランビアーゼのような重要人物がライバルのマクラーレンに流出することは、さらなるプレッシャーとなります。マッコール氏の起用はピットウォールの技術的リーダーシップを強化する意図がありますが、11戦無勝という車両の根本的な問題を隠すことはできません。一方で、レーシング・ブルズで復活を遂げつつあるリアム・ローソンの活躍は、育成ラインが機能していることを示していますが、シニアチームがそれを成果に結びつけられていない現状が浮き彫りになっています。
The details:
- ピットウォールの継承: マッコール氏がランビアーゼ氏のシニア・トラックサイドの職務を引き継ぎますが、フェルスタッペンの直接的なレースエンジニアは、マッコール氏ではなくトム・ハート氏が務める見込みです。
- ランビアーゼの去就: 尊敬を集めるランビアーゼ氏は、2028年までにマクラーレンへ移籍する契約となっており、チームにはスムーズな移行を実現するための限られた時間しか残されていません。
- フェルスタッペンの不調: フェルスタッペン選手は11戦で表彰台に4回登ったのみで、レッドブルはここ数年で初めてシーズン折り返し時点で勝利なしという状況に陥っています。
- ローソンの復活: 2025年にレッドブルで厳しい2戦を経験し降格となったローソン選手ですが、レーシング・ブルズで自信を取り戻し、2026年ランキング9位に位置しています。
- エンジン論争: F1のコミュニケーション責任者リアム・パーカー氏は、将来は「V8」になると断言し、完全電気自動車化の可能性を否定しました。
- レギュレーションの影響: ル・マンの伝説トム・クリステンセン氏は、2026年の空力およびシャーシ規則が、従来の「勇気」に頼ったコーナリングを無効化しており、ドライバーは単に攻めるのではなく、知略で相手を上回る必要があると指摘しています。
What's next:
レッドブルはサマーブレイクを利用し、なぜ2026年パッケージが勝利から遠ざかっているのかを診断するという極めて重要な課題に直面しています。混乱を避けるためにエンジニアの交代を慎重に管理する必要があり、フェルスタッペン選手がタイトル争いに踏みとどまるには具体的なアップデートが不可欠です。ドライバー面では、ローソン選手がレーシング・ブルズでの上昇気流を維持し、再びシニアチームへの道を切り拓けるかに注目が集まります。また、無勝の期間が続けば、冬から囁かれているフェルスタッペンの移籍説が現実味を帯びてくる可能性があります。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/red-bull-gianpiero-lambiase-replacement





