
ノリス、完璧な走りにも関わらずスペインGP制覇ならず
ランド・ノリスは、ほぼすべてを完璧にこなしたという自負がありながら、手にするはずだった勝利を逃すという、もどかしい気持ちのままマドリードを後にすることになりました。ポールポジションからスタートしたノリスは、1コーナーでのキミ・アントネリの猛攻を退け、序盤のラップを完全にコントロールしていました。しかし、ランス・ストロールのリタイアによるバーチャルセーフティカー(VSC)が最悪のタイミングで発動。さらにピットストップの遅れが追い打ちをかけ、順位を5位まで下げてしまいました。その後、猛追して3位まで戻したものの、アントネリとの差を埋めることはできませんでした。
ここがポイント:
ノリスのチャンピオン防衛戦は大きな打撃を受けました。残り9戦にして、アントネリに106ポイント差をつけられた形です。ドライバーが完璧な週末を過ごしたとしても、わずかなタイミングの差がレースの結果をいかに残酷に変えるかを物語る結果となりました。
詳細:
- 不運なタイミング: ノリスがピットエントリーを通過した直後にVSCが発動。アントネリとマックス・フェルスタッペンがニュートラライズ状態でピットインできた一方、ノリスはもう1周走行せざるを得ませんでした。
- 致命的な遅れ: その後のピット作業の遅れで5位まで転落。3位まで回復しましたが、マドリードのコース特性上、追い抜きが困難であり、フェルスタッペンを突破する決定打を欠きました。
- ノリスの悔しさ: 「今日の勝利は自分にあったはずです。チームと共に最高の仕事をしたし、今週末はすべて正しく遂行できたと感じています。ただ、結果がこうなったのは本当に悔しいです」
- マクラーレンの強み: 「ポジティブな面だけを見ましょう。今日まで十分な速さがあるか不安でしたが、今日は我々が最強でした。ただ、土曜日のパフォーマンスがまだ課題です」
大局的な視点:
ハンガリーとオランダでの勝利を挙げ、直近4戦の予選で3回のポールポジションを獲得したマクラーレンは、確かな勢いを持ってマドリードに乗り込みました。ザック・ブラウン代表も、チャンピオン争いはまだ射程圏内にあると示唆していました。日曜のレースペースにおいてメルセデスに匹敵することは証明されましたが、ポイント差という壁が立ちはだかっています。
今後の展望:
ノリスが勝利を確実なものにするには、土曜日の予選フォームを改善し、レースペースを結果に結びつける必要があります。残り9戦でアントネリとの差を埋めるのは至難の業ですが、メルセデス側に不調が訪れれば不可能な話ではありません。現在、マクラーレン陣営には強い悔しさが漂っています。
元の記事 :https://f1i.com/news/573083-norris-lost-out-but-did-everything-right-in-spanish-...






