
メルセデス、アントネッリのイギリスGPペナルティに対する控訴を断念
メルセデスは、イギリスグランプリでキミ・アントネッリに科された5秒のペナルティに対し、控訴を行わないことを正式に発表しました。これにより、チャンピオンシップリーダーであるアントネッリは、タイトル争いにおける重要な2ポイントを失うこととなりました。アントネッリはコプスコーナーで縁石に激しく接触し、フロント左側のホイールシールドとエアロパーツを破損。走行バランスを崩し、終盤にコースアウトを繰り返す苦戦を強いられました。
Why it matters:
チャンピオンシップをリードしてシルバーストンに乗り込んだアントネッリにとって、1ポイントの重みが非常に大きい局面でした。このポイント喪失により、2位でフィニッシュしたチームメイトのジョージ・ラッセルが首位との差を大幅に詰める結果となりました。メルセデスは控訴を取り下げましたが、「車両の深刻なダメージがある状態で、ステュワードがトラックリミット違反を厳格に判定すべきか」という議論に再び火がつきました。
The details:
- ハードタイヤで走行していたアントネッリは、コプスコーナー出口の縁石を攻めすぎたため、ホイールシールドとエアロコンポーネントを破損させました。
- トト・ヴォルフ代表は、このダメージによりマシンが「極めて曲がりにくい状態」となり、それがコースアウトと5秒ペナルティを招いたと説明しています。
- メルセデスは当初、控訴の可能性をほのめかしていましたが、最終的に決定を受け入れました。これにより、9位で走行していたアントネッリは無得点という厳しい結果に終わりました。
- 一方、ジョージ・ラッセルは終盤のセーフティカー導入時にステイアウトするという大胆な判断を下し、2位を勝ち取ってアントネッリへの差を縮めました。
What's next:
ラッセルの猛追に加え、シルバーストンで優勝し勢いに乗るフェラーリのシャルル・ルクレールの存在もあり、失ったポイントがアントネッリにとって致命的となる可能性があります。ヴォルフ代表がFIAに寛容な判定を求めたことは、メカニカルな不具合を考慮したペナルティ基準への改善を求めるメルセデスの意向を示しています。タイトル争いが激化する中、今後のステュワードの判断一つひとつが、レース結果に極めて大きな影響を与えることになるでしょう。
元の記事 :https://www.gpblog.com/en/news/mercedes-make-final-call-on-antonelli-penalty-aft...






