
予算制限に苦しむメルセデス、台頭するライバルに開発ペースで後れ
メルセデスが厳しい状況に立たされています。2026年シーズン序盤は圧倒的な強さを見せ、現在も両チャンピオンシップをリードしていますが、マクラーレンやフェラーリの急速な開発サイクルに追いつくのに苦慮しています。トト・ヴォルフ代表は、ライバルたちが攻撃的にマシンを進化させる中、単に「資金を投入すれば解決する」というわけにはいかない現状を認めています。
Why it matters:
2026年のレギュレーションで予算上限は2億1,500万ドルに引き上げられましたが、開発競争は極めて戦略的な「資金的なチェス」へと変貌しました。コンマ数秒を争うアップデートが不可欠な中、シーズン途中で予算配分を柔軟に変更できなかったメルセデスは、マクラーレンやフェラーリに性能の天井を塗り替えられ、リードを失うリスクに直面しています。
The Details:
- 開発の乖離: 大規模なアップデートを投入し直近2戦で勝利を挙げたマクラーレンに対し、メルセデスは5月末の主要アップデート以降、W17に軽微な修正を加えるにとどまっています。
- 財務戦略: ヴォルフ代表は、予算を年間で均等に配分する規律ある方針を維持しました。しかし、このアプローチが結果として、ライバルの猛追に対抗するための新パーツ導入を遅らせる要因となりました。
- 信頼性の代償: モントリオール、バルセロナ、シルバーストンなど、シーズン序盤の信頼性問題により、50〜100ポイント相当の損失を被ったと試算しています。
- ライバルの視点: マクラーレンのアンドレア・ステラはヴォルフ氏の主張に懐疑的です。メルセデスは風洞実験でより速い設計を保持している可能性があり、2027年PU規定に関連する300万ドルの枠を活用して、シーズン終盤に仕掛けてくると見ています。
What's next:
タイトル争いが激化する中、焦点はモンツァで開催されるイタリアGPに移ります。ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリの両ドライバーは、現在マクラーレンにペースで劣っており、グリッドで最速ではないことを認めています。
チームは次回のアップデートパッケージに望みを託しており、モンツァの高速コース特性が味方し、再びライバルを凌駕する開発曲線を描けるかに注目が集まっています。
元の記事 :https://www.skysports.com/f1/news/12472/13576677/toto-wolff-says-mercedes-havent...





