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2028年オーストラリアGP、豪華新ピットビルディングが公開へ

2028年オーストラリアGP、豪華新ピットビルディングが公開へ

要約
2028年のオーストラリアGPに向けて、アルバート・パークに最新鋭のピットビルディングが建設されます。1996年築の現施設は解体され、新施設はF1チーム12チーム分のガレージ14基と、5,000人収容のホスピタリティエリアを備えます。2027年に仮設施設を経て、2028年完成予定です。

メルボルン市アルバート・パークに建設予定の、オーストラリアGP新ピットコンプレックスの初披露がありました。このモダンな施設は、2028年のF1シーズンに向けて完全に稼働する予定です。現在老朽化している既存のピットビルは、2026年シーズンの開幕後に解体されることになります。

なぜ重要なのか:

このアップグレードは、メルボルンが2037年までグランプリを継続開催できるよう保証する、同市とF1との契約延長における重要な要件です。1996年に建設された現行のピットビルは、もはやフォーミュラ1およびFIAの基準を満たしておらず、この再開発はイベントの将来にとって不可欠です。

大きな絵図:

現行のピットビルは当初、一時的な対策として建設されましたが、ほとんど変更されず、世界中の現代F1会場が持つ高度な基準から遅れをとっていました。この新しい施設は、エリートモータースポーツのためだけでなく、年間を通じて地域社会でのより広範な利用も視野に入れ、オーストラリアGPの体験を格上げすることを目指しています。

詳細:

  • 収容能力: 新しいコンプレックスには、12のF1チームと2つの追加オフィシャル用ガレージ、合計14のガレージスペースが設けられます。これは、スーパーカーやジュニアフォーミュラといったカテゴリーが使用するサポートピットレーンは、引き続き仮設構造物を使用する可能性が高いことを示唆しています。
  • ホスピタリティ: 5,000名のゲストを収容できる広範なホスピタリティエリアが設置され、関連するアメニティとキッチンが備わります。
  • デザインと建設: ウッズ・バゴット(Woods Bagot)がデザインを手がけ、ディベロップメント・ビクトリア(Development Victoria)がプロジェクトを統括、アイアン・コンストラクション(Icon Construction)が建設契約を獲得しました。予備工事は7月に開始されています。
  • 環境への影響: 開発のために26本の木が伐採されますが、これはコンプレックス周辺および公園エリア全体に120本の新しい木を植えることで相殺されます。

今後の予定:

現行のピットビルは、2026年のグランプリ終了後に解体される予定です。その間、2027年のF1シーズンには、2,500名のゲストを収容する仮設ホスピタリティ施設と共に、新しいガレージがチームの利用のために準備される見込みです。新しいコンプレックス全体は、2028年のF1イベントまでに完全に運用状態となる予定です。

元の記事 :https://www.planetf1.com/news/first-glimpse-of-australian-gp-pit-building-upgrad...

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