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ガスリー、アルピーヌとの契約を2028年まで延長「プロジェクトへの強い信頼」

ガスリー、アルピーヌとの契約を2028年まで延長「プロジェクトへの強い信頼」

要約
ピエール・ガスリーがアルピーヌと2028年まで契約を延長。パフォーマンス低迷にもかかわらず、チームのプロジェクトへの強い信頼を表明し、来季以降の競争力向上に期待を寄せた。開発早期中止という戦略的決断も後押しした。

ピエール・ガスリーは、アルピーヌとの契約を2028年まで延長することで合意しました。最近のパフォーマンスの低迷にもかかわらず、チームのプロジェクトに対する強い信念を公に再確認した形です。フランス人ドライバーは、来シーズン以降、チームが競争力のあるマシンを提供できる能力に自信を持っています。

なぜ重要か:

ガスリーがアルピーヌに留まる決断は、チームにとって大きな信頼の表明です。これは、現在のマシンの性能不足にもかかわらず、ガスリー自身やチームマネジメントを含む主要な関係者が、将来的な競争力への明確な道筋を見出していることを示唆しています。特に、2025年シーズンに照準を合わせるために、2024年型マシンの開発を早期に停止するという戦略的決定がなされた後では、なおさらです。

詳細:

ガスリーは、自身の信頼がチーム内部の改善と戦略的な転換から来ていると説明しました。「エンストンにいる我々のチームの人間を全面的に信じています」とガスリーは述べ、「優秀な新人も加わっています。組織や仕事の進め方という点では、おそらく私がこれまで見てきた中で最高の状態だと考えています」と語りました。

彼は、ドライバーとしては「普通のこと」だとしつつ、他の選択肢も検討していたことを認めましたが、最終的にはアルピーヌが「非常に有力な選択肢」だったと結論づけました。ガスリーは、フラビオ・ブリアトーレ氏とチームのポテンシャルに説得されたと明かし、特に以下の点を挙げています:

  • 現行車両の開発を早期に停止するという、意図的な決定。
  • この短期的には痛みを伴う決断は、来シーズンのチャンスを最大化することを目的としていること。
  • 来年、強力なレースカーを生み出すために必要な「材料」はすべて揃っていること。

ガスリーは、ドライビングそのものに例えながら、信念の重要性を強調しました。「やれると信じていれば、常に最後の数百分の一秒や、追加のパフォーマンスを引き出すことができる」とのことです。また、チームの将来計画に関する情報も得ているものの、その詳細は伏せられています。

ブリアトーレ氏の見解:

アルピーヌの主要人物であるフラビオ・ブリアトーレ氏は、ガスリーの契約延長を「チームにとって基本的(fundamental)」であると称賛しました。同氏はガスリーを「グリッド上で最高のドライバーの一人であり、プロジェクトの柱の一人」と評価し、アルピーヌでの勝利を目指すドライバーの意欲を強調しました。ガスリーは今シーズン、これまでに20ポイントを獲得しており、最高位はシルバーストンでの6位です。

今後の展望:

将来が確保されたガスリーは、今や来シーズンに集中し、チームの内部的な進歩をトラック上での結果に結びつけることを熱望しています。彼のコミットメントは、開発が強化される期間と、アルピーヌがF1グリッドを駆け上がるための集団的なプッシュを予告するものです。

元の記事 :https://www.gpblog.com/en/news/pillar-of-the-project-gasly-gives-alpine-vote-of-...

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