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フェラーリ、予想外のペース向上にルクレール困惑:米国GP予選

フェラーリ、予想外のペース向上にルクレール困惑:米国GP予選

要約
フェラーリが米国GP予選で予想外の速さを見せたが、ルクレールは車のパフォーマンスのばらつきに困惑。SF-25の挙動を理解することが、チームにとっての大きな課題となっている。

フェラーリ、予想外のペース向上にルクレール困惑

フェラーリは米国グランプリ予選で予想外の力強いパフォーマンスを発揮し、シャルル・ルクレールが3位、ルイス・ハミルトンが5位でグリッドに並びました。歓迎すべき反転ですが、ルクレールは車のペースの一貫性のなさに困惑していると認めました。チームはSF-25の輝かしい瞬間にもかかわらず、その挙動を完全に理解することに苦戦しています。

なぜ重要か:

フェラーリの予測不可能な調子は、今シーズンも中心的な話題であり続けています。オースティンでの週末の難しいスタート後の予選ペースの突然の向上は、チームの潜在能力を浮き彫りにしますが、一貫したパフォーマンスを引き出す上での持続的な課題も示しています。チャンピオンシップ争いに返り咲くことを目指すチームにとって、この変動性を理解し、制御することは極めて重要です。

詳細:

  • 突然の反転: スプリント予選ではルクレールが10位、ハミルトンが8位と苦戦しましたが、メイン予選セッションでは両ドライバーが大幅なペースアップを遂げ、自身たちも驚きました。
  • ルクレールの困惑: シャルル・ルクレールは「特に週末の始まりから非常に厳しい展開だったので、かなりの驚きだった」と述べ、当惑を表明しました。彼は、根本的な車の変更なしに「パフォーマンスの振れ幅が大きすぎる」ことへの理解が必要だと強調しました。
  • 一貫性のないSF-25: 歴史的に、SF-25はシングルラップでの速さはあったものの、ロングランでは苦戦する傾向がありました。オースティンでは、初期の苦戦の後に強力な予選結果を残し、この傾向が逆転したかのようでした。
  • レース戦略: ルクレールは、日曜日のレースのスタートとクリーンエアを確保することの重要性を強調し、後方からの追い上げの難しさを認めました。
  • ハミルトンの進歩: ハミルトンの5位は、フェラーリ加入以来、トップ勢に最も近い予選結果でした。彼はこの改善を、シンガポールGPからの教訓を含む、チーム内部のプロセス変更によるものだと説明しました。
  • 実行の改善: ハミルトンは、セッションの実行、コミュニケーション、より落ち着いたアプローチ、そしてタイミングとタイヤ温度管理の改善といった変更点を詳述しました。

大局:

フェラーリの2024年シーズンは、このような「ジキルとハイド」のようなパフォーマンスによって特徴づけられています。個々の予選でのSF-25の生の速さはしばしば示されますが、それを一貫したレースデーの結果、あるいは週末を通して一貫した予選フォームに転換することは、依然として大きなハードルです。この継続的な予測不可能性は、戦略計画とドライバーの自信を困難なものにしています。

今後の展望:

フェラーリは、伝統的に弱点とされる日曜日(レース)でも、予選のペースを維持できることを期待しています。タイヤをうまく管理し、ポジションを維持できれば、ルクレールとハミルトンには強力なポイントを獲得するチャンスがあります。しかし、SF-25の一貫性のないパフォーマンスという根本的な問題は、シーズン後半と将来の車両開発を見据えるチームにとって、引き続き大きな課題となるでしょう。

元の記事 :https://f1i.com/news/551174-ferrari-finds-speed-out-of-nowhere-leclerc-still-wan...

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