
クロフト氏「サインツ、アウディではなくウィリアムズを選んだことに後悔はない」
スカイスポーツの解説者デイビッド・クロフト氏は、カルロス・サインツがアウディではなくウィリアムズへの移籍を決めたことを後悔しているというパドックの噂を完全に否定しました。2026年シーズンに向けてチームが苦戦しているものの、サインツに後悔の色はなく、ジェームス・ヴォウルズ代表の下でのチームの方向性は、現在の結果以上に有望であるとクロフト氏は語っています。
なぜ重要なのか:
フェラーリがルイス・ハミルトンの起用を決めたことで、サインツのウィリアムズ移籍は当初から注目を集めていました。多くがアウディのワークスプロジェクトを長期的な「安全策」と考えていたため、両チームが中団後方に沈む中で疑問の声が上がるのは避けられませんでした。しかし、クロフト氏の指摘は、ウィリアムズが本格的な再建プロセスにある一方で、アウディは依然としてパワーユニットメーカーとしての基礎的な課題に直面しているという現実を浮き彫りにしています。
詳細:
- ウィリアムズは現在、シャシーの重量オーバーが性能の足かせとなり、コンストラクターズランキング8位(11ポイント)に低迷しています。チームはアゼルバイジャンGP(バクー)までに導入予定の大幅な軽量化パッケージに期待を寄せています。
- サインツは2025年のデビュー戦で2回の表彰台に登る好スタートを切りましたが、2026年マシンは安定してポイントを奪うまでには至っていません。
- クロフト氏は、アウディが新型パワーユニットとシャシーの統合において深刻な**「初期の不具合(teething problems)」**に苦しんでおり、結果として9位となり、ウィリアムズとはわずか1ポイント差であると述べています。
- ヴォウルズ代表は、グローブ(ウィリアムズ拠点)での完全なリセットを断行しました。クロフト氏は、チームが旧時代の常識を捨て、組織文化と運用の両面からゼロベースで再構築する必要があったことを強調しました。
- また、アウディの最近の結果については、バーチャルセーフティカーのタイミングがガブリエル・ボルトレトに大きな有利に働いたに過ぎず、実際の走行性能の差は順位表ほど大きくないだろうと分析しています。
今後の展望:
バクーでの一戦は、サインツとウィリアムズにとって極めて重要な局面となります。軽量化が計画通りに進めば、FW48は本来のポテンシャルを発揮し、サインツが定期的にポイントを狙えるようになるはずです。対して、パワーユニットの最適化に奔走するアウディの巻き返しは、より緩やかで困難な道のりになるでしょう。クロフト氏の見解に従えば、ウィリアムズで耐え忍ぶことが、サインツにとってより賢明なキャリア選択となる可能性があります。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/david-croft-rejects-carlos-sainz-regret-claim...





