
FIA、会長の任期制限を撤廃。ベン・スライエム氏の長期政権へ道が開かれる
FIAはマカオでの圧倒的多数による投票を経て、会長の12年という任期制限を撤廃しました。これにより、モハメド・ベン・スライエム会長は現在の2期目以降も、リーダーシップを延長できる可能性を得ることになります。また、今後の挑戦者に求められる資格要件が厳格化されたことで、ガバナンスの効率化を図っているのか、あるいは権力の集中を狙っているのかという疑問が即座に浮上しています。
Why it matters:
2025年末に無投票で再選されたベン・スライエム会長には、これまで12年という任期の天井がありました。しかし、この制限が取り除かれ、70歳という年齢制限のみが残ったことで、現在64歳のベン・スライエム会長は2029年にも再任を狙うことができ、当初の想定を大きく超えて在任し続けることが可能となりました。同時に挑戦者のハードルを上げたことは、将来の候補者を絞り込み、現職への権限集中を招くリスクを孕んでいます。
The details:
- この定款変更はFIAの全機関に適用され、制度間のルールを標準化する動きとして、マカオの加盟クラブによって承認されました。
- 会長候補となるには、今後より深いFIA内部の制度的経験を証明する必要があり、従来の「指名委員会」は「資格審査委員会」へと名称が変更されました。
- FIA側は、加盟クラブが役職者の選出における最終的な権限を保持している点を強調し、システムは完全に民主的なままであると主張しています。
The big picture:
F1を統括する組織にとって、これは単なる事務的な調整に留まりません。ベン・スライエム会長の任期はすでに内部的な論争やガバナンスを巡る紛争に見舞われており、今回の変更によって、同氏の長期的なレガシーはより厳しい監視下に置かれることになります。リーダーシップの交代という循環性を捨て、体制の固定化を選んだのかという点が今後の焦点となるでしょう。
元の記事 :https://f1i.com/news/567368-ben-sulayems-fia-future-expanded-as-term-limits-are-...





