
オーストリアGP練習走行:マクラーレンがメルセデスの最大の脅威に急浮上
要約
メルセデスが練習走行で首位に立ったものの、酷暑に強いマクラーレンが猛追しています。レッドブルのバランス不安とフェラーリの意図的なペースダウンが囁かれる中、予選での主導権争いに注目が集まります。
レッドブル・リンクで行われた金曜日の練習走行ではメルセデスがトップに立ちましたが、酷暑の中でのマクラーレンのペースは、シルバーアローズにとって最大の脅威となることを示唆しています。オスカー・ピアストリとランド・ノリスは、キミ・アントネリのベンチマークタイムからわずか0.3秒以内に入り、ロングランでも遜色ない速さを見せました。
注目すべき点:
フェラーリとレッドブルの両チームが苦戦した金曜日となり、フロント争いは非常にオープンな状況です。特に高温環境下で速度を最大限に引き出すマクラーレンの能力は今シーズンの決定的なトレンドとなっており、メルセデスにとって大きなプレッシャーとなっています。
詳細:
- トップ争い: アントネリが1分07.014秒でFP2をリードし、ピアストリとノリスが僅差で続きました。ロングランでは、ラッセルが4ラップ平均1分11.220秒を記録したのに対し、ノリスの8ラップスティントはわずか0.2秒遅い1分11.466秒にとどまりました。
- 熱への懸念: ラッセルは、マイアミやバルセロナでの結果を挙げ、気温が上昇した際にパパイヤカラーのマシンが強さを発揮することを「最大の懸念事項」として認めています。
- フェラーリの意図: ハミルトンとルクレールは5位と8位に沈みましたが、GPSデータはフェラーリがエンジン出力を意図的に抑えていた可能性を示しています。バルセロナでの勝利や2026年のエンジンアップグレードを考慮すると、金曜日のタイムは全力を出したものではないと考えられます。
- レッドブルの苦悩: 大幅なアップデートを実施したものの、フェルスタッペンとハジャーはRB22のバランスが「完全に崩れている」と報告。短距離セグメントでは差が縮まっていますが、レッドブルは一夜かけてセットアップの抜本的な見直しを迫られています。
- 中団争い: アウディのヒュルケンベルグはロングランでアルピーヌやレーシング・ブルに匹敵するペースを見せましたが、ウィリアムズ、キャディラック、アストンマーティンはペース的に劣っていました。
今後の展望:
予選の結果次第で、フェラーリが本当に苦戦しているのか、あるいは戦略的にペースを落としていたのかが判明します。また、レッドブルがバランス問題を解決できるかも鍵となります。マクラーレンがこの速さを土曜日に維持できれば、メルセデスにとって非常に厳しい戦いになるでしょう。
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-1/mclarens-shot-at-mercedes-four-austria-practi...






