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アップル、F1米国放映権契約に接近か - 1億4000万ドル規模、COTAでの発表が有力

アップル、F1米国放映権契約に接近か - 1億4000万ドル規模、COTAでの発表が有力

要約
アップルがF1の米国メディア放映権を年額約1億4000万ドルで獲得する見込みで、間もなく発表される模様です。この契約は、米国におけるF1ファンの視聴方法に変化をもたらし、アップルのスポーツ分野での存在感を高めるものとなるでしょう。

アップルが、フォーミュラ1(F1)の米国メディア放映権契約を確定させる寸前であると報じられています。公式発表は、今月末にサーキット・オブ・ジ・アメリカス(COTA)で開催される米国グランプリに合わせて行われる見込みです。この新たな契約は、ESPNが現在支払っている金額を大幅に上回る、年間約1億4000万ドルと評価されています。

なぜ重要か:

アップルが米国の主要F1放映権獲得に近づいていることは、アメリカのファンがこのスポーツをどのように視聴するかという点において、極めて重要な転換点となります。既存のF1 TVの存在を考慮すると、この動きはF1に相当な財政的後押しをもたらし、ストリーミングの様相を再定義する可能性があります。

詳細:

  • 財務面: アップルとの契約案は、ESPNの現行契約を大幅に上回る、年間約1億4000万ドルの価値があると噂されています。
  • 現行放映権: 2022年に締結されたESPNとの3年間の更新契約は、今年末をもって終了します。ESPNは更新しないとの報道があり、アップルへの道が開かれています。
  • ブラッド・ピットの影響: アップルが支援するブラッド・ピット主演の新作F1映画の成功が、このテクノロジー大手による強力な入札の要因として挙げられています。
  • F1 TVとの競合: 主要な論点の一つは、アップルの放映が、米市場をターゲットにし、充実した機能を提供するF1独自のストリーミングサービスであるF1 TVとどのように共存できるかという点です。
    • 業界関係者は、この重複に関する議論が継続していると指摘していますが、発表は間もなく行われると予想されています。
  • アップルのスポーツポートフォリオ: F1放映権の獲得は、メジャーリーグサッカー(MLS、25億ドル)やメジャーリーグベースボール(MLB)の『フライデー・ナイト・ベースボール』との10年間の成功したパートナーシップに続き、アップルの拡大するスポーツ放映分野における存在感を強化することになります。
  • F1の米国での成長: 『ドライブ・トゥ・サバイブ』とリバティ・メディアの戦略的な推進により、F1の米国での視聴者数は、ESPNとABC全体でレースあたり平均140万人に達しています。米国でのレースが3回予定されていることから、この数字はさらに上昇すると見込まれています。

今後の展開:

確定した場合、アップルとの契約は2026年から開始される見込みで、レースはApple TV+でストリーミングされる可能性が高いです。この新たな取り決めの下で、米国市場におけるF1 TVの将来は、依然として大きな疑問符となっています。このパートナーシップは、F1の継続的な成長と、その最も重要な市場の一つにおける放送戦略の大きな変化を示唆しています。

元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/announcement-of-apples-us-f1-rights-confirmat...

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