
アリソン技術責任者「メルセデスの真の脅威はマクラーレンではなくフェラーリだ」
メルセデスの技術責任者ジェームス・アリソン氏は、バルセロナでのレースでスクデリア・フェラーリに完敗したことを受け、チームのタイトル奪還における最大の脅威は、前年王者のマクラーレンではなくフェラーリであるとの見解を示しました。
Why it matters:
アンドレア・キミ・アントネリ選手の5連勝により、メルセデスは序盤に圧倒的なリードを築きました。しかし、新規定に合わせたフェラーリの攻撃的な開発により、その差は急速に縮まっています。アリソン氏は、新規定下での停滞は致命的であると警鐘を鳴らしており、特にフェラーリがエンジンのコンセッション(仕様変更)を導入すれば、選手権争いはさらに激化すると見ています。
The details:
- マクラーレンへの評価: アリソン氏は、オスカー・ピアストリ選手が鈴鹿で惜しくも逃したケースを除けば、ディフェンディングチャンピオンであるマクラーレンが勝利を争う展開は少ないと指摘し、その復活論を冷静に捉えています。
- フェラーリの進化: フェラーリがバルセロナで導入した新フロントウィング、フロア、ディフューザーはエアフローとダウンフォースを劇的に改善し、ルイス・ハミルトン選手にチーム移籍後初勝利をもたらしました。
- 規定の影響: 2026年規定はまだ初期段階にあるため、たった一度の大型アップデートが、メルセデスが導入時に得ていたアドバンテージに匹敵するほどの性能向上をもたらし得るとアリソン氏は分析しています。
- パワーユニットの更新: フェラーリはICE(内燃機関)に2つのADUOホモロゲーション・トークンを保有しており、最初の更新がオーストリアGPで導入され、エンジン性能の差を埋める可能性があります。
- 信頼性の課題: アントネリ選手とジョージ・ラッセル選手の信頼性問題によるリタイアが、現在のポイント差をメルセデスにとって想定以上に僅差に留めています。
What's next:
メルセデスは工場側の準備が整い次第、対抗アップデートを投入する計画です。もしフェラーリがオーストリアで空力性能の向上とパワーユニットの進化を同時に実現させれば、コンストラクターズ争いは単なる形式的な競争ではなく、泥臭い激戦へと発展するでしょう。信頼性問題という不安要素を抱える中、アリソン氏はシーズン残りの3分の2において、絶え間ない開発こそが唯一の道であると確信しています。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/james-allison-ferrari-not-mclaren-mercedes-biggest...





