
FIA、F1次期エンジン規定導入を2031年へ延期提案
要約
FIAは、F1の次期エンジン規定の導入時期を2029年から2031年へ延期する案を提示しました。
なぜ重要か:
この決定は、フォーミュラ1の長期的な技術ロードマップに大きな影響を与え、メーカーの計画と将来のマシン開発に影響を及ぼすでしょう。
全体像:
2026年のレギュレーション以降のF1エンジン規定については、2025年を通じて議論が続けられてきました。バーレーンで行われた会議では、2005年以来使用されていないV10エンジンへの回帰案が強く却下されました。その代わりに、ハイブリッドコンポーネントを備えたV8エンジンが有力な選択肢として浮上し、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は2029年までの導入を熱望していました。
詳細:
- メーカー各社がすでに2026年の新規定に多大な投資を行っているため、2029年に新たなエンジン規定を導入することについて、全関係者間の合意は得られませんでした。
- 結果として、FIAは現在、新たな規定の導入時期を2031年とすることに焦点を当てています。この時期は、2026年規定サイクルの自然な終結と一致し、より管理しやすい移行期間を提供します。
- これらの変更を議論するために9月後半に予定されていた会議は、延期される見込みです。この延期により、メーカー、F1、そして統括団体は、包括的な議論のための準備期間をより長く確保することができます。
今後の見通し:
延期された会議は、2031年のエンジン規定に向けた明確な道筋を確立し、すべての関係者が技術的な方向性とスケジュールについて合意できるようにすることを目指します。
元の記事 :https://racingnews365.com/fia-proposes-new-date-for-major-f1-change