
ザンドボートでのホンダSpec 2デビュー、不振の真因とは?
オランダGPで導入されたホンダのSpec 2エンジンは、アストンマーティンの両車がSQ1で脱落したため、一見すると惨憺たるデビューに終わったように見えました。しかし、実態はより複雑です。ランス・ストロール選手が19位と苦戦した一方で、フェルナンド・アロンソ選手の最下位という結果は、パワーユニットよりもリアウイングの故障が主因でした。とはいえ、ドライバビリティ(操縦性)に関する懸念は依然として残っています。
Why it matters:
アストンマーティンとホンダのパートナーシップにとって、今回のアップグレードの成否は極めて重要です。そのため、両車がSQ1で脱落したことは大きな警鐘となりました。車両側の不具合とエンジンの性能を切り分けて考えることが不可欠であり、原因を誤れば、一分一秒を争う開発の方向性を誤るリスクがあります。
The details:
- リアウイングの不具合: アロンソ選手の車両は、直線区間でアクティブエアロがコーナーモードのまま固定され、ドラッグ(空気抵抗)の増大とバッテリー消費の加速を招きました。これによりターン1での速度が約20km/h低下し、推定2.5秒のロスが発生。SQ2進出圏内から22位まで後退する結果となりました。
- ウイングだけの問題ではない: ストロール選手はリアウイングに問題がなかったにもかかわらず脱落しており、パッケージ全体の完成度が不足していることが浮き彫りとなりました。
- ドライバビリティの乖離: ホンダ製Spec 2ユニットは、スロットルとブレーキの連携に依然として課題が残っています。アロンソ選手は、減速時に車両が押し出される感覚があり、それが1回目のランでのロックアップに繋がったと指摘。「ブレーキを踏んでいるのにスロットルが開いている状態では、車を止めるのが難しい」と語りました。
- 夜を徹した調整: HRC桜のエンジニアたちは金曜夜にダイノテストを実施し、ソフトウェアの最適化を急ぎました。現行レギュレーションでは、コーナー進入時のシームレスなエネルギー回収が不可欠であるためです。
What's next:
アロンソ選手は、フリー走行では確かな進歩が見られたとし、スプリント形式において操作系がまだ粗削りだったと冷静に分析しています。土曜日のスプリントで再起を図りますが、シーズン前の期待に応えるには、ドライバビリティの改善に時間を要すると見られます。
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-1/what-ruined-aston-martin-honda-big-f1-upgrade...





