
フェルスタッペン・レーシング、2026年GT3シーズンよりメルセデス-AMGと提携
マックス・フェルスタッペンの名を冠したGT3チーム、フェルスタッペン・レーシングは、2026年シーズンからメルセデス-AMGモータースポーツと提携する。この複数年契約により、同チームはGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリントカップおよび耐久カップにメルセデス-AMG GT3で参戦する。経験豊富なワークスドライバーのサポートを受けるトップメーカーとの協業は、現F1ワールドチャンピオンのレーシングチームにとって、重要かつ野心的な一歩となる。
なぜ重要か:
このパートナーシップにより、フェルスタッペン・レーシングは単なるプライベーターチームから一歩進出し、主要メーカーと連携してファクトリーレベルのサポートと技術にアクセスできるようになる。マックス・フェルスタッペン自身にとっては、フォーミュラ1を超えた自身のレーシングレガシーへの長期的なビジョンを示し、パーソナルブランドをGT3レーシングの最高峰へ戦略的に拡大する機会となる。また、この協業はメルセデス-AMGのカスタマーレーシング陣容に、注目度の高い野心的なプロジェクトを加えることで強化にも繋がる。
詳細:
- プログラム: フェルスタッペン・レーシングは、経験豊富な2シーズ・モータースポーツが運営を担当し、メルセデス-AMG GT3でGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリントカップと耐久カップの両方に参戦する。
- 運営パートナーである2シーズ・モータースポーツは、メルセデス-AMG GT3で複数のチャンピオンシップタイトルを獲得した実績を持つ。
- スプリントカップのラインナップ: 2025年にチームに所属したクリス・ラムに、メルセデス-AMGのワークスドライバーであるダニエル・フンカデラが加わる。この2名は全5ラウンドのスプリントカップでドライバーを務める。
- 耐久カップのラインナップ: 名高いスパ24時間レースを含む5ラウンドの耐久レースでは、ラム、フンカデラ、そして同じくメルセデス-AMGのパフォーマンスドライバーであるジュール・グノンの3名がトリオを組む。
- ファクトリーバッキング: 2人のメルセデス-AMGワークスドライバー(フンカデラとグノン)の関与は、メーカーがこのプロジェクトにコミットしていることを裏付け、チームに最高レベルの才能と技術的洞察力を提供する。
今後の展望:
準備が整った今、注目は2026年シーズン開幕時のフェルスタッペン・レーシングのパフォーマンスに集まる。メルセデス-AMGのファクトリーバッキング、2シーズ・モータースポーツの運営ノウハウ、GT3経験豊富なドライバーラインナップという組み合わせは、早々に成功を収めるポテンシャルを秘めたプロジェクトとなっている。チームは単に参戦するだけでなく、初年度からレースの勝利とチャンピオンシップを狙うだろうが、「フェルスタッペン」という名がついているだけに、期待は非常に高くなるだろう。
元の記事 :https://racingnews365.com/max-verstappen-signs-multi-year-mercedes-deal





