
勝利を支える「見えない力」:シェルのカスタムオイルがペンスケとフェラーリを北米で駆り立てる理由
要約
シェルがチーム・ペンスケとフェラーリのために開発した特製燃料と潤滑油が、インディ500やコカ・コーラ600、F1カナダGPといった北米の主要レースで、目に見えない性能向上の鍵を握っていることを解説する。
今週末、F1、NASCAR、インディカー・シリーズの各チームが勝利へのあらゆる工夫を凝らす中、速さの秘訣はしばしばエンジンやギアボックスの奥深くに隠されている。厳しいパーツ規制の中、チーム・ペンスケやスクーデリア・フェラーリといった名門チームは、カスタムメイドの燃料と潤滑油でさらなる性能を引き出している。
なぜ重要か:
空力やシャシーが厳しく規制される現代のモータースポーツにおいて、燃料と潤滑油は優位性を築く重要な分野となった。シェルがトップチームと行ってきた取り組みは、高��な化学技術がいかに測定可能な馬力アップや効率向上に直結するかを示している。北米最大のレースの結果にまで影響を与える。
詳細:
- インディ500:チーム・ペンスケのテクニカルディレクター、デイヴィッド・ファウスティーノによれば、シェルは予選と決勝で異なるギアオイルの配合を開発しているという。予選用は短時間の低温走行に最適化され、決勝用は持続的な高温に耐えなければならない。
- コカ・コーラ600:NASCAR最長のレースにおいて、耐久性は何よりも大切だ。シェルはラウシュ・イェイツ・エンジンズと協働し、600マイルを通じて最高性能を発揮しながらも信頼性を確保するエンジンオイルを生み出している。摩擦損失を最小限に抑えるため、水のように粘度の極めて低い流体を使用する。
- F1カナダGP:シェルはモントリオールにトラックサイドのラボを設置し、エンジニアをフェラーリに常駐させて燃料とオイルをリアルタイムでモニタリングしている。これによりセッションの合間にパワーユニットの設定を調整し、最高の性能を引き出す。
- 4年間の開発プロジェクトだった持続可能燃料は、新たなサプライチェーンと分子の創造を必要とした。シェルは機械学習を用いて200万通り以上の配合をスクリーニングし、選ばれた少数をマラネロでエンジンテストに回した。
- 改良版の燃料は来月のバルセロナ=カタルーニャGPで投入される予定だ。
総体:
シェルのアプローチは、微小な差を追い求めることがいかに継続的な協働の努力であるかを浮き彫りにしている。インディ500特有の要求からF1の複雑なレギュレーションに至るまで、マシンを動かす液体そのものをカスタマイズする能力は、目に見えないながらも表彰台を左右する重要なファクターとなっている。
元の記事 :https://www.motorsport.com/indycar/news/shell-is-hoping-for-a-memorial-day-weeke...






