
メルセデスのアップデートが裏目に:トト・ヴォルフ代表、大幅なタイムロスを懸念
要約
メルセデスが導入した最新アップデートが予想外の結果となり、ラップタイムが悪化しました。トト・ヴォルフ代表は設計上の問題を疑っており、次戦シンガポールGPの限られた練習時間の中で原因の特定を急ぐことになります。
メルセデスは、先日のマレーシア戦で導入した最新のアップデートパッケージが期待したパフォーマンス向上をもたらさず、技術的な後退に直面しています。トト・ヴォルフ代表は、フロアとサイドポッドへの大幅な変更が、想定していた0.3秒の短縮どころか、むしろマシンのペースを著しく低下させた可能性を疑っています。
Why it matters:
コンマ数秒でチャンピオンシップが決まる世界において、1ラップあたり0.5秒もの損失は致命的です。もし今回のアップデートに根本的な欠陥がある場合、空力安定性がタイトル争いの鍵となる2026年シーズンの重要な局面で、ライバルに決定的な差をつけられるリスクがあります。
The details:
- アップデートの内容: ブラックレーを拠点とするチームは、中高速域のダウンフォース向上を狙い、ほぼすべてのボディ表面に広範な変更を加えました。
- パフォーマンスの乖離: 約0.3秒の向上を見込んでいましたが、内部的な見積もりでは、実際には0.4〜0.5秒ほどペースが落ちた可能性が示唆されています。
- レース結果: 技術的な懸念はあったものの、キミ・アントネッリは2位入賞を果たしました。一方、ジョージ・ラッセルはパワーユニットの故障により、悔しいリタイアとなりました。
- トレードオフの失敗: 新しいフロアとサイドポッドの設計は、直線速度を犠牲にしてコーナリング効率を高める狙いでしたが、期待していたコーナーでのパフォーマンス向上が実現しませんでした。
What's next:
メルセデスは今後、シンガポールGPでのバックトゥバックテストを通じて、今回の問題が根本的な設計ミスなのか、あるいはマレーシア特有の要因によるものなのかを究明します。旧仕様と新仕様の比較検証を行いますが、次戦はスプリント形式のため、データ収集とセットアップ調整に割ける練習セッションが一度しかなく、時間との戦いになります。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/will-buxton-raises-alarm-over-mercedes-f1-upg...





