
埃っぽいラスベガスGP初練習走行、ルクレールがトップ。アルボン、角田がサプライズの活躍
ラスベガスGP 初プラクティスセッション
フェラーリのシャルル・ルクレールが、フォーミュラ1ラスベガスGPの初プラクティスセッションで1分34秒802を記録し、トップに立った。 ウィリアムズのアレックス・アルボンが驚くべきことに2位に入り、レッドブルの角田裕毅、そして現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンが続いた。
なぜ重要か:
ラスベガスGPは、年に一度しか使用されない市街地コースというユニークなコンディションで知られている。 これにより、特に初期セッションではグリップが極めて低い環境が生まれる。FP1での好スタートは、チームがタイヤのデグラデーションとマシンのセットアップを理解し、週末のトーンを設定する上で重要だ。 フェラーリの早いペースは競争力があることを示唆する一方、マクラーレンの苦戦は、この特定のトラックへの適応の難しさを浮き彫りにしている。
詳細:
- ルクレールのペース: シャルル・ルクレールがソフトタイヤで記録した1分34秒802は最速タイムであり、昨年のFP1最速タイムを下回った。 これは、フェラーリがユニークなラスベガスのトラックコンディションに対して、良好な初期セットアップを見出したことを示唆している。
- サプライズパフォーマー: アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は、ルクレールからわずか0.166秒差の2位で力強い走りを見せ、ローダウンフォースセッティングが有利に働くサーキットでのウィリアムズのポテンシャルを示した。 角田裕毅(レッドブル)も、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る3位で印象的な活躍を見せた。
- トラックコンディション: 全長6.2kmの市街地コースは、セッション開始時、非常に埃っぽくグリップが低かった。 ピエール・ガスリーを含む数名のドライバーがランオフエリアに飛び出す場面が見られた。 ドライバーたちはローダウンフォースセッティングを使用しており、マシンのハンドリングはトリッキーだった。
- セッション中のタイヤ変更: ほとんどのドライバーはミディアムタイヤでセッションを開始し、トップ勢は最速タイムを出すために、よりソフトなC5コンパウンドに交換した。
- マクラーレンの苦戦: マクラーレンのランド・ノリス(6位)とオスカー・ピアストリ(8位)は、静かなセッションとなった。ノリスは2度、コースを外れる場面があった。 これは、ラスベガスのサーキットがマクラーレンの強みを活かせないという、イベント前の予想を裏付けるものとなった。
- メルセデスの控えめなスタート: ジョージ・ラッセル(9位)とアンドレア・キミ・アントネッリ(10位)がドライブするメルセデスは、全開のポテンシャルを見せず、マシンを温存していたか、異なるプログラムを実行していた可能性が示唆される。 ルイス・ハミルトンは11位でトップ10圏外となった。
次に何が起こるか:
各チームは、この埃っぽいオープニングセッションのデータを分析し、今後のプラクティスセッションに向けてセットアップを微調整するだろう。 トラックにラバーがより多く蓄積されるにつれて、グリップレベルは向上し、より速いラップタイムと真の順位が明らかになる可能性が高い。 メルセデスとレッドブルは、さらなるペースを引き出すことを目指すだろう。一方、マクラーレンは、グリップとパフォーマンスを見つけるのに苦労した理由の解明に取り組むことになる。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/f1-las-vegas-gp-leclerc-fastest-in-dusty-open...







