
ラスベガスGP FP1:ルクレールがトップタイム、マクラーレンは苦戦
要約
ラスベガスGP初日のフリー走行1回目(FP1)で、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1:34.802を記録しトップに立った。ランド・ノリス(6位)とオスカー・ピアストリ(8位)を擁するマクラーレンは苦戦。低温と「汚れた」路面がセッションの展開を左右した。
なぜ重要か:
2025年F1シーズンの終盤戦となるラスベガスGPにおいて、初日のセッションでの好調なパフォーマンスは、チャンピオンシップポイントを争うチームや、次シーズンに向けた勢いをつけたいチームにとって極めて重要です。フェラーリの力強いスタートは、初期セットアップの的確さを示唆していますが、マクラーレンのFP1での控えめなパフォーマンス、特にノリスのフロアに関する問題は、早急に克服すべき課題となる可能性があります。
詳細:
- ルクレールのペース: フェラーリのシャルル・ルクレールは、1:34.802のタイムを記録し、スクーデリアの強力な初期ペースを披露しました。
- アルボンの惜しい走り: ウィリアムズのアレックス・アルボンは、最終ラップでターン12にてロックアップを喫しましたが、ルクレールからわずか0.166秒差の2番手につけ、ウィリアムズの予想外の競争力を示しました。
- レッドブルのパフォーマンス: 角田裕毅はチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回り、それぞれ3位と4位を獲得。両者ともルクレールのタイムから3 tenths以内に収まりました。
- マクラーレンの課題: ランド・ノリスはフロア作業のためガレージでの時間が長くなり、ソフトタイヤでの走行ではロックアップに苦しみ、6位に留まりました。チームメイトのオスカー・ピアストリはノリスより3 tenths遅れて8位でした。
- メルセデスのミドルグリッド: ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリはそれぞれ9位と10位につけ、メルセデスとしてはやや精彩を欠くスタートとなりました。
- トラックコンディション: 低温かつ「汚れた」路面のため、セッションが進み路面にラバーが乗るにつれて、タイムは着実に向上していきました。
レースレポート:
- Charles Leclerc Ferrari 1:34.802
- Alex Albon Williams +0.166
- Yuki Tsunoda Red Bull +0.289
- Max Verstappen Red Bull +0.307
- Carlos Sainz Williams +0.377
- Lando Norris McLaren +0.456
- Oscar Piastri McLaren +0.648
- George Russell Mercedes +0.732
- Kimi Antonelli Mercedes +0.736
- Lewis Hamilton Ferrari +0.759
- Pierre Gasly Alpine +0.787
- Liam Lawson Racing Bulls +0.907
- Fernando Alonso Aston Martin +0.944
- Isack Hadjar Racing Bulls +0.949
- Lance Stroll Aston Martin +1.092
- Oliver Bearman Haas +1.188
- Esteban Ocon Haas +1.321
- Nico Hulkenberg Sauber +1.368
- Gabriel Bortoleto Sauber +1.596
- Franco Colapinto Alpine +1.956
今後に向けて:
各チームはFP1で得られたデータを分析し、FP2に向けたセットアップの最適化を図ります。ラップタイムの向上や、信頼性・ハンドリングの問題解決が課題となるでしょう。マクラーレンは特にノリスのフロア問題を解決し、ペースを向上させることを目指すはずです。一方、フェラーリは初期の優位性を確固たるものにしたいと考えています。路面コンディションの変化は引き続き重要な要素であり、週末が進むにつれてグリッドを変動させる可能性も秘めています。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/f1-results-2025-las-vegas-grand-prix-fp1







