
ラスベガスFP1:ルクレールがトップタイム、マクラーレンは滑りやすい路面に苦戦
ラスベガスGP FP1:ルクレール、冷たいサーキットで圧倒的な速さを見せる
ラスベガス市街地サーキットで行われたF1グランプリの初フリー走行(FP1)で、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分34秒802のタイムを記録し、セッションを支配しました。一方、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、冷たく滑りやすい路面に苦戦し、チームにとって厳しい週末になる可能性を示唆しています。
なぜ重要なのか:
初開催となるラスベガス・グランプリは、経験豊富なドライバーでさえも翻弄されるユニークな挑戦となっています。特に低温と低グリップによる滑りやすさは、マクラーレンの苦戦がフェラーリやウィリアムズといったライバルチームに予想外のチャンスをもたらす可能性があります。この序盤のパフォーマンスは、トラックの進化が鍵となるこのサーキットでの予選とレースの展開に重要なトーンを設定します。
詳細:
- ルクレールのペース: シャルル・ルクレールはミディアムタイヤで1分34秒802を記録し、ウィリアムズのアレックス・アルボンに0.166秒差をつけてトップタイムをマークしました。
- 上位陣: 角田裕毅(レッドブル)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がそれぞれ3位と4位に入り、レッドブルの初期のペースを示しました。カルロス・サインツ(フェラーリ)が5位で、ウィリアムズの好調ぶりを後押ししました。
- マクラーレンの苦境: ランド・ノリスは6位、オスカー・ピアストリは7位でしたが、両ドライバーともセッションの大部分を困難なコンディションで過ごしました。
- アクシデント: ノリスは特にターニング11で2度コースを外れ、ブレーキングに苦労している様子が見られ、右リアをウォールにかすめました。ピアストリもターニング14でコースを外れています。
- セットアップの選択: マクラーレンは異なるリアウィングのセットアップを試しました。ピアストリは低ダウンフォース、ノリスは低速コーナーに合わせた高ダウンフォース仕様を選択しました。
- 路面コンディション: 市街地サーキットは低温かつダーティで、特に日没後の気温低下に伴いグリップレベルは非常に低い状態でした。フェルナンド・アロンソ、オリバー・ベアマン、ルイス・ハミルトンを含む多くのドライバーがコースアウトや危ない場面を経験しました。
- ブレーキングの課題: ラスベガスの荒れた路面でのブレーキングは、マクラーレンの問題を悪化させる主要な障害となりました。ノリスは無線で頻繁にブレーキング時のマシンのパフォーマンスについてチームに尋ねていました。
今後の展望:
FP1で見られた厳しいコンディションは、ラスベガスでの週末を通してトラックの進化が大きな要因となることを示唆しています。チームはグリップレベルの向上に合わせて、セットアップと戦略を迅速に適応させる必要があります。マクラーレンが序盤のブレーキングとグリップの懸念を克服できるかどうかが、FP2以降のパフォーマンスにとって極めて重要になるでしょう。ルクレールの力強いスタートを見せたフェラーリは好位置につけているように見え、ウィリアムズも有望なペースを示しており、この真新しいサーキットでの予選とレースは予測不能な展開になる可能性が高いです。
元の記事 :https://speedcafe.com/f1-news-2025-charles-leclerc-tops-las-vegas-practice-resul...






