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F1 2026年パワーユニットのアップグレード、その仕組みとは

F1 2026年パワーユニットのアップグレード、その仕組みとは

要約
2026年からの新F1パワーユニット規定は、段階的な開発とADUOシステムでチーム間の格差を縮め、コストを管理しながら競争力の均衡を図るのが目的です。

F1の4年間にわたるパワーユニット(PU)開発の凍結が終了します。2026年から2030年の新規定では、開発と厳格なコスト・パフォーマンス管理のバランスを取るため、複雑なアップグレードシステムが導入されます。各メーカーは段階的なスケジュールでコンポーネントを開発でき、新たな「ADUO」システムは出遅れたメーカーのためのセーフティネットとして機能し、新ハイブリッド時代における熾烈な競争を促します。

なぜ重要か:

この複雑な枠組みは、パフォーマンスの軍拡競争を防ぎ、コストを管理するために設計されており、メーカーの誘致と維持に不可欠です。特にADUOメカニズムは重要で、性能が及ばないチームが、急進的で土壇場での変更に頼ることなく、構造的な追い上げの道を提供し、次の規定サイクル全体を通じて長期的な安定性と競争力の均衡を促進します。

詳細:

アップグレードシステムは非常に詳細で、何を変更できるかだけでなく、いつ変更できるかまで規定しています。

  • ホモロゲーション締切: 全メーカーは2026年3月1日までに完全なPU設計をホモロゲーションのために提出する必要があります。一度承認されると、これらの設計は5年サイクルの間、ほぼ凍結されます。
  • 段階的開発: FIAはコンポーネントの詳細なリストを作成し、アップグレード可能な特定の年を割り当てました。例えば:
    • 主要な内燃機関(ICE)構造は2026年のみ開発可能です。
    • フライホイールは毎年開発が認められます。
    • 吸気システムは2026年、'27年、'29年に開発できますが、'28年と'30年は不可です。
  • 導入時期の厳格な制限: 特定シーズン用に開発されたアップグレードは、そのシーズンの最初のグランプリにしか導入できません。2026年シーズン中に開発された新しいフライホイールは、準備ができた時期に関係なく、2027年シーズンの開幕戦まで使用できません。

今後の展望:

最も興味深い要素は、パフォーマンスバランス調整ツールである**ADUO(追加開発・アップグレード機会)**システムです。

  • FIAはシーズンを通じて各メーカーのICEパフォーマンス指数を算出し、パフォーマンスをベンチマークします。
  • ICEがトップのペースから2%以上4%未満遅れているメーカーには、当年と翌年に1つの追加アップグレードが認められます。
  • 4%以上遅れているメーカーには、当年と翌年に2つの追加アップグレードが与えられます。
  • これらのADUOアップグレードは、すぐには導入できず、新しいレース期間(例:第6、12、18戦終了後)の開始時のみ可能で、新时代における戦略的な追い上げのメカニズムを提供します。

元の記事 :https://www.planetf1.com/news/explained-f1-complex-power-unit-upgrade-system

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