最新ニュース

ハミルトン、メルセデスの「追加パワー」に疑問符 オーストラリアGP予選での圧倒的差に

ハミルトン、メルセデスの「追加パワー」に疑問符 オーストラリアGP予選での圧倒的差に

要約
ルイス・ハミルトンは、オーストラリアGP予選でのメルセデスの圧倒的な性能差に疑問を呈し、エンジン圧縮比規制の抜け穴を利用した「追加パワー」の可能性を示唆。FIAの6月規制明確化までメルセデスの優位が続けば、シーズン序盤の勢力図に大きな影響を与えかねません。

ルイス・ハミルトンは、オーストラリアグランプリ予選でメルセデスが圧倒的なフロントロー独占を果たし、ライバルを0.8秒以上引き離した後、チームの支配的なエンジンパフォーマンスに対する懸念を表明しました。7度のチャンピオンはチームの「追加パワー」の出所に疑問を投げかけ、エンジン圧縮比に関連する規制の抜け穴の可能性を示唆するとともに、自身のセッションを妨害した技術的問題の後で記録した7位の予選結果に対する不満も露わにしました。

なぜ重要なのか:

メルセデスのこの突然かつ巨大なパフォーマンスの飛躍が持続するならば、早期のチャンピオンシップの流れを決定づけ、FIAの規則明確化が6月に発効する前に、彼らに重要なポイントアドバンテージをもたらす可能性があります。ハミルトンの公的な懐疑論は、フォーミュラ1の開発競争を定義する激しい技術的・政治的な戦いを浮き彫りにしており、規則のグレーゾーンを見つけ出し活用することが競争の重要な一部であることを示しています。

詳細:

  • ジョージ・ラッセルが予選を支配し、チームメイトのキミ・アントネッリを0.293秒差で抑えてポールポジションを獲得。メルセデス以外で最上位のドライバーはレッドブルのイサック・アジャーで、0.785秒も遅れる結果となりました。
  • 7位を記録し、ラッセルのペースからほぼ1秒遅れたルイス・ハミルトンは、このパフォーマンス差に戸惑いを隠さず、「彼らはテストでそのようなパワーを見せることができなかった。そして今、どこからかこの追加パワーを得ている」と述べました。
  • 圧縮比の問題: ハミルトンは特に、2026年エンジン規制が内燃機関の圧縮比を16:1に引き下げる点を指摘。メルセデスが、高温のレース条件下では圧縮比が拡大する一方、FIAの適合性テストは低温の静的条件下で行われるという抜け穴を見つけた可能性を示唆しました。
    • 「もしこの差が圧縮比によるものなら、FIAがそれを許容したことにはがっかりするだろう」とハミルトンは付け加え、フェラーリにも同様の優位性を追求するよう働きかけると誓いました。
  • FIAの対応とタイミング: FIAは、6月1日より圧縮比を低温・高温両条件で管理することを決定しました。ハミルトンはこのタイムラインを「遅すぎる可能性がある」と批判し、「もし彼らが数ヶ月間その優位性を享受すれば、シーズンの行方は決まってしまう…予選で1秒遅れれば、多くのポイントを失うことになる」と指摘しました。
  • ハミルトンのセッション中断: フェラーリドライバー自身の予選は、Q2でのパワーロスにより損なわれ、予定外のピットストップを強いられ、タイヤ温度とラン計画を台無しにし、不本意な7位という結果に終わりました。

今後の展開:

すべての注目は、メルセデスのメルボルンでのレースペースに集まっており、彼らの予選での優位性が日曜日のレースでも再現されるかどうかが見守られます。FIAの更新された圧縮比テストの6月1日という迫りくる期限は、シーズンに戦略的なタイマーを追加し、同様の技術的解釈を持つチームが優位性を活用できる期間を圧縮する可能性があります。ハミルトンの発言は、メルセデスのパワーユニットに対する監視の目を強め、規則の意図とその適用に関するチーム間およびFIAとの舞台裏での議論を激化させるでしょう。

元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/lewis-hamilton-disappointed-in-fia-if-mercede...

logomotorsport