
ハース、フェラーリとの技術連携を活用…中国GPで排気ウイングを導入
ハースF1チームは、中国グランプリにおいてフェラーリの革新的な排気口搭載型ウイングを自社バージョンで導入しました。スクーデリア・フェラーリとの技術連携を活用し、同様の空力コンセプトを採用したものです。オリジナルほど攻撃的ではありませんが、ハース版も排気流を利用してリアダウンフォースを高めることを目指しています。これはアメリカンチームにとって重要なアップグレードとなります。一方、フェラーリはハローの中央支柱に小型ウイングレットを追加するなど、さらなる空力調整をデビューさせました。
なぜ重要なのか:
この動きは、ハースがフェラーリと結んだ緊密な技術提携の実質的な利点を浮き彫りにしています。異なる車体構造を持つ他のチームが直接コピーできない最先端コンセプトを採用できるようになったのです。純粋な性能に苦戦してきたハースにとって、このような標的型の空力利得を実現することは、ミッドフィールドチームとの差を縮める重要な一歩です。また、わずかな利得が最重要となる現行レギュレーション時代において、合法なあらゆる空力技術を活用することに集中している姿勢を如実に示しています。
詳細:
- フェラーリのオリジナルデザイン(テストで初公開)は、ディフューザーから排出される乱流と高温の排気ガスを捕捉・整理するため、リアクラッシュ構造体上部に取り付けられた小型ウイングです。
- このコンセプトの合法性は、フェラーリのギアボックスとクラッシュ構造体の関係における特定の設計選択に関連しており、ウイングを配置できる「ボックス」を形成しています。
- フェラーリのギアボックスおよびリアエンドコンポーネントを使用するカスタマーチームであるハースは、同様の設計の自由度を持っており、自社のVF-24シャーシに合わせた特注バージョンを開発することが可能でした。
- ハースの解釈: ハースのウイングはフェラーリのものほど攻撃的な形状ではありませんが、自社ディフューザーの気流と連動するように調整されています。チームは、この設計が「アップウォッシュ(上向き気流)」を促進し、局部空力の改善と負荷の増加につながると説明しています。
- フェラーリの継続的な革新: 中国では、フェラーリはハロー中央支柱に2つの小型ウイングレットも追加しました。「小さな空力負荷の利点」を得るためにコックピット周りの気流を最適化することを目的としています。
- その他のアップデート: アウディは上海で修正されたフロントウイングエンドプレートとノーズを導入し、下流の流れ特性と負荷効率の改善に焦点を当てました。
今後の展開:
2019年以来初となる中国グランプリを前に、各チームが主要アップグレードを持ち込むことで開発競争が激化しています。ハースは、スプリント週末フォーマットにおいて、新排気ウイングによる実戦での性能向上効果を評価することに熱心になるでしょう。成功すれば、これは同チームのマシンの定番要素となる可能性があります。全ての注目は、フェラーリの一連の空力革新が、レッドブルやマクラーレンなどのライバルに対する持続的な性能優位性に繋がるかどうかに集まります。このようなニッチなコンセプトの複製は、コストキャップ時代におけるカスタマーチームパートナーシップの戦略的価値にもスポットライトを当てることになります。
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-1/haas-add-version-of-ferrari-wing-innovation-f...





