
FIA会長ベン・スライエム氏、再選出馬を正式表明、ティム・メイヤー氏との対決へ
要約
FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スライエム会長が再選出馬を正式表明しました。対立候補はアメリカのティム・メイヤー氏で、選挙は12月12日にウズベキスタンで開催されます。ベン・スライエム氏は「FIAフォーメンバーズ」を、メイヤー氏は「FIAフォワード」を掲げ、会員クラブへの貢献を訴えています。
現FIA(国際自動車連盟)会長のモハメド・ベン・スライエム氏が、年内の再選出馬の意向を正式に表明し、アメリカのティム・メイヤー氏との対決の幕が上がりました。
なぜ重要か:
- この選挙は、今後4年間のモータースポーツの世界統括団体のリーダーシップを決定づけ、フォーミュラ1をはじめとする国際選手権の将来の方向性を形作ることになります。
全体像:
- 2021年12月から会長を務めるベン・スライエム氏は、「多くのことを達成した。もっとやるべきことがある」をテーマに、「FIAフォーメンバーズ(FIA For Members)」キャンペーンを開始しました。
- 対するティム・メイヤー氏は、この夏のイギリスGPで「FIAフォワード(FIA Forward)」キャンペーンを発表し、立候補を表明しています。
- FIA総会での会長選挙は、12月12日にウズベキスタンのタシュケントで開催されます。
詳細:
- ベン・スライエム氏の推薦リストには、上院議長にカルメロ・サンツ・デ・バロス氏、自動車モビリティ&ツーリズム担当にティム・シャーマン氏、スポーツ担当にマルコム・ウィルソン氏が名を連ねています。
- 各地域から7名のスポーツ担当副会長を含む、会長推薦リスト全体の候補者は、10月3日から24日までの期間に申請を提出する必要があります。
- メイヤー氏は、ガバナンスとモビリティに焦点を当てたマニフェストの一部を公開していますが、スポーツ分野のマニフェストはまだ発表されていません。
- ベン・スライエム氏の完全な選挙マニフェストは、今週水曜日に公開され、会員クラブへの貢献に関するビジョンが示される見込みです。
- 初期の情報では、MENA(中東・北アフリカ)および南北アメリカ地域の会員クラブから強い支持を得ていることが示唆されています。
本人のコメント:
- ベン・スライエム氏は以前、選挙について「コンコルド協定の最終決定が最優先事項」だと述べ、選挙の重要性を控えめに語っていました。
- しかし今では、選挙を「レース」と捉え、自身の業績と、FIA会員のために任期中に達成された「変革」に自信を示しています。
- 彼は、最終的な決定は外部からの影響ではなく、会員クラブにかかっていることを強調しました。「投票するのは会員だ」とベン・スライエム氏は述べています。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/mohammed-ben-sulayem-confirms-2025-fia-president-e...