
F1、第2四半期収益が大幅減:レース数減少と「ブラッド・ピット効果」の消失
要約
中東でのレース中止と前年の映画特需の反動により、F1の第2四半期収益が大幅に減少しました。しかし、米国放送権の増額やラスベガスの事業拡大など、基幹ビジネスは依然として強い成長力を維持しています。
2026年第2四半期のフォーミュラ1(F1)の収益は、前年同期比38%減の約3億200万ドルとなり、営業利益は75%減の7,300万ドルまで落ち込みました。この急激な減少は、カレンダーの縮小と、前年にあった映画による特需がなくなったことが主な要因です。
Why it matters:
一見すると衝撃的な数字ですが、これは構造的な衰退ではなく、一時的な外的要因によるものです。チームへの分配金がF1の財務状況に連動しているため、単なるスケジュールの変動か、真の市場弱体化かを見極める必要があります。また、高額な契約を結んでいる中東地域での地政学的リスクが、スポーツ運営に与える影響の大きさが浮き彫りになりました。
The details:
- カレンダーへの打撃: 中東情勢の悪化によりサウジアラビアとバーレーンのグランプリが中止となり、2026年第2四半期の開催数は前年の9戦から5戦へと減少しました。アナリストは、この2戦の中止だけで最大2億ドルの損失が出た可能性があると見ています。
- 映画効果の反動: 前年同期はブラッド・ピット主演のApple F1映画が世界的に大ヒットし、5億5,000万ドル以上の興行収入を記録。リ버티・メディアに数千万ドルの収益をもたらしたため、ベースラインが底上げされていました。
- 米国放送権の向上: 米国での独占放送権をESPNからAppleが継承し、契約額はシーズン約1億5,000万ドルと、従来の約2倍に跳ね上がりました。
- 堅実な成長: ホスピタリティおよびライセンス収入は増加傾向にあり、通年で運営されるラスベガスGPプラザが収益に寄与し始めています。
The big picture:
大幅な減収にもかかわらず、F1の核心的なビジネス基盤は依然として強固です。ラスベガスとの10年契約延長は、パートナーからの長期的な信頼の証であり、第4四半期にはマレーシアでの代替開催が収益を後押しする見込みです。一方、9月中旬までに決定されるカタールとアブダビの開催可否については、地域的な不安定さから不透明な状況が続いています。
元の記事 :https://www.blackbookmotorsport.com/news/f1-q2-financial-results-apple-august-20...






