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F1、2026年エンジン規制の変更を確認 圧縮比測定方法を改め「抜け穴」対策

F1、2026年エンジン規制の変更を確認 圧縮比測定方法を改め「抜け穴」対策

要約
FIA、2026年エンジン圧縮比規制を変更し、測定方法を冷間状態から作動温度(130°C)を含む方式へ移行。規則の抜け穴を塞ぎ公平な競争を維持するためで、2027年以降は作動温度のみで測定。

F1の統括団体である国際自動車連盟(FIA)は、2026年パワーユニット規制の主要な変更を確認し、潜在的な性能上の抜け穴を塞ぐため、エンジン圧縮比の測定方法を変更しました。この更新により、測定条件が従来の冷間状態のみから、作動温度を含む方式に移行。チームが次世代エンジンを開発する際の公平な競争環境を確保することを目的としています。

なぜ重要なのか:

圧縮比はエンジンの基本的な性能パラメータであり、その規制方法はエンジン効率と出力に直接影響します。測定手順における抜け穴と見なされ得る部分を塞ぐことは、2026年規制のコスト削減と競争均衡の目標を維持する上で極めて重要です。同規制はアウディのような新規参入メーカーを惹きつけるためにも設計されました。この技術的な明確化により、チームが規則を巧妙に解釈して大きな優位性を得る可能性を防止します。

詳細:

  • 2026年規制では当初、圧縮比を16:1に制限。これは新規参入者のコスト負担軽減のため、従来の18:1から引き下げたもので、測定は冷間状態でのみ行われていました。
  • ライバルチームからは、「冷間測定のみ」の方式では、エンジンが常温では規制適合でも、完全作動温度ではより高く強力な実効圧縮比で作動できる可能性があるとの懸念が示されていました。
  • 新しい測定プロトコル: この問題に対処するため、FIAパワーユニット諮問委員会は改定された手順に合意しました。
    • 2026年6月1日以降、圧縮比は冷間状態および130°Cの作動温度の両方で測定されます。
    • 2027年以降は、冷間テストが完全に廃止され、適合性は130°Cでのみ評価されます。
  • 強化された規制文面: FIAはまた、作動圧縮比を16.0の限界を超えて増加させることを意図したあらゆる設計や機構を明確に禁止するよう、規制の文言を強化しました。
  • 別途の予選フォーマット変更: 関連する競技アップデートとして、F1は予選フォーマットも調整しました。Q2とQ3の間隔が1分短縮されて7分に、Q3は1分延長されて13分になります。

今後の展開:

この規則変更は、2026年のモナコGPとカナダGPの間に発効します。これにより、メーカーにはシーズン第8戦前に必要な技術的修正を行うための限られた期間が与えられます。この改正によりシーズン前の論争は決着しますが、2027年シーズンから始まる「作動温度測定のみ」の体制への設計パラダイムシフトが予告されます。チームが新時代に向けて準備を進める中、2026年のエネルギー管理規則に関するさらなる議論は継続されます。

元の記事 :https://speedcafe.com/f1-news-2026-engine-compression-ratio-rule-change-update-f...

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