
キャディラック、シーズン途中でチーム代表を交代。ローダウンに代わりブドコフスキー氏が就任
キャディラックは、組織的な欠陥の解消と開発加速のため、創設メンバーであるグレーアム・ローダウン代表を解任し、マルチン・ブドコフスキー氏を中途就任させました。車両の製造上の不備やブレーキ問題が頻発し、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの両ドライバーが不満を募らせる中、チームが初期の参戦段階から脱却できていないことが背景にあります。
Why it matters:
デビューまで1年を切ったタイミングで承認されたスタートアップチームにとって、単にグリッドに並ぶこと自体が成果でした。しかし、オーナー側は現状の停滞に痺れを切らしており、「期限通りに間に合わせればいい」という段階は終わったことを示唆しています。ブドコフスキー氏の就任は、生き残りを優先する「サバイバルモード」から、競争力のある基盤を築くための「技術主導体制」への転換を意味します。
The details:
- ローダウン氏はシルバーストンとノースカロライナに400人規模の体制を構築しましたが、初期レースでは車両のビルドクオリティやブレーキ冷却の問題に悩まされました。
- ダン・トリスCEOは発表当日の朝にローダウン氏へ通告。ボッタスとペレスは、これまでの基盤作りに感謝しつつも、ブドコフスキー氏の技術的専門性への期待を寄せました。
- 「近道」の代償: ブドコフスキー氏は、前体制がグリッド入りを果たすために必要だった「戦時下」のような妥協(ショートカット)を選んだが、その決定が現在の設計や素材面での弊害となっていると指摘しました。
- 不足しているDNA: 若く優秀な人材は揃っているものの、チームとしての集団的な経験が不足しています。現在のマシンは、初めてマシンを共同開発するグループによる「プロトタイプ」に近い状態であると分析しています。
- 新拠点への移転: ブドコフスキー氏の就任初日は、キャディラックが暫定的な施設からシルバーストンの恒久的な新施設へ移転する日と重なりました。
What's next:
ブドコフスキー氏は、今年中に一部の信頼性向上を図りつつ、2027年に向けた大幅な方向修正を目標としています。ボッタスは、来季のマシン開発を犠牲にすることなく、品質とセットアップ精度の向上を求めており、真の飛躍は次期シャシーからになると見ています。アストンマーティンが突き抜ける中、新代表には2027年の設計サイクルが本格化する前に、迅速に組織を再構築することが求められます。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/something-needed-to-change-what-marcin-budkow...





