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ボルトレート、メキシコGPで粘りの追い上げから「貴重な1ポイント」獲得

ボルトレート、メキシコGPで粘りの追い上げから「貴重な1ポイント」獲得

要約
F1メキシコGPで、ルーキーのガブリエル・ボルトレートが16番グリッドから粘り強く追い上げ、10位で1ポイントを獲得した。チームの士気高揚に繋がったが、ハースの活躍によりチームはコンストラクターズ9位に後退。チームメイトのヒュルケンベルグはリタイアした。

ガブリエル・ボルトレートは、メキシコのエステ・エルマノス・ロドリゲス・サーキットで、16番グリッドという厳しい状況から10位に食い込み、貴重な1ポイントを獲得しました。彼の粘り強く、かつ判断力に優れたレース運びは、チームに欠かせない士気の向上をもたらしました。

この重要な1ポイントにもかかわらず、ハースのダブル入賞により、ザウバーはコンストラクターズ選手権で9位に後退しています。

なぜ重要か:

  • ボルトレートのようなルーキーが、困難なグリッドポジションからポイントを獲得する能力は、F1で長期的に成功するために不可欠なレースクラフトと成熟度を示しています。
  • 中団争いが激しい状況では、1ポイントたりとも見逃せません。コンストラクターズ順位でハースに抜かれましたが、ボルトレートのポイント獲得は、さらなる後退を防ぎ、チームの士気を維持する上で貢献します。

詳細:

  • ボルトレートは、今シーズン5度目のトップ10フィニッシュとなったこのレースを「良いレースだった」と振り返りました。
  • 彼は16番グリッドから「非常に堅実なスタート」を切り、序盤で数台をパスしました。
  • 主なオーバーテイクには、イサック・ハジャール、カルロス・サインツ、角田裕毅を抜いた場面が含まれます。
  • 10位を確定させたのは、ターン1へのハードブレーキングでの飛び込みによる決定的なオーバーテイクでした。
    • ボルトレートは、このオーバーテイクについて「もう何が起きても構わないが、このオーバーテイクを成功させなければならない」と語り、数回試みた末に決断したと明かしました。
  • チームの運命: ボルトレートが健闘した一方で、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、パワーユニットのトラブルにより25周目にリタイアを余儀なくされました。
    • ヒュルケンベルグは、「間違いなく、まともなレースペースで戦えたはずだ」と、残念な思いを口にしました。

大局:

メキシコでのボルトレートのパフォーマンスは、フォーミュラ1への着実な適応能力を浮き彫りにしています。一貫性に苦しむ他のルーキーとは異なり、ボルトレートは徐々に輝きとチャンスを活かす能力を示しています。常にトップ争いができるわけではないマシンで、このような回復力を見せることは、彼の将来とザウバーの展望にとって良い兆候です。

今後:

シーズンが進むにつれ、ボルトレートはこの勢いをさらに加速させたいと考えています。マシンが圧倒的でない状況でプレッシャーの中でポイントを獲得する彼の能力は、ザウバーがコンストラクターズ選手権の順位を再び押し上げる上で極めて重要となるでしょう。チームはまた、ヒュルケンベルグのレースを妨げた信頼性の問題を解決し、今後のレースで両ドライバーが安定してポイントを争えるようにすることを目指します。

元の記事 :https://f1i.com/news/552356-bortoleto-hails-solid-point-after-gritty-mexico-figh...

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