
アストンマーティン、モナコとバルセロナの苦戦を受けAMR26の「全方位的な不調」を認める
アストンマーティンのAMR26が、あらゆるパフォーマンス領域で根本的な欠陥を露呈しています。モナコとバルセロナで続いた低迷は、チームの出だしの悪さが単なるホンダ製エンジンの出力不足だけではないことを明確にしました。
Why it matters:
これは、ローレンス・ストロール氏が2021年にチームをF1に復帰させて以来、最悪のスタートと言わざるを得ません。巨額の投資とインフラの刷新、そしてエイドリアン・ニューウェイ氏という世界的権威の加入という期待に反し、AMR26は全く好転していません。低速・高速双方のサーキットで競争力を欠いている現状は、問題が状況的なものではなく、車両の設計思想そのものにあることを示唆しています。
The details:
- モナコでの苦境: 純粋なパワーが重要視されないコースでありながら、両マシンともグリッドの最後列に沈みました。フェルナンド・アロンソ選手が獲得したわずか1ポイントも、純粋なペースよりは前方の混乱による幸運という側面が強いものでした。
- バルセロナの現実: フェラーリ搭載のライバル車に対し、予選での差は1秒まで拡大。さらにアロンソ選手とランス・ストロール選手の両名がリライアビリティの問題でリタイアとなり、ポイントゼロの週末に終わりました。
- 普遍的な弱点: マイク・クラック・トラックサイド責任者は、一撃で解決できる策はないと認めました。「すべてが問題だと思います。もし一つの要因だけであれば、解決はもっと簡単だったでしょう」と心中お辛そうに語りました。
- 開発の方向性: 着実にアップデートを重ねる他チームとは対照的に、アストンマーティンは7月中旬のスパ戦に向けた大規模なアップデートパッケージにすべてを賭けています。それまで、クラック氏は「モチベーションを高く維持し」ながら、現行パッケージから得られる教訓を最大限に抽出するしかないとしています。
What's next:
いまやスパでのアップデートが、危機に瀕したチームにとって唯一の希望の光となっています。クラック氏は、この苦しい期間を正しく活用して不調の根源を突き止め、新パーツが単なる「塗り潰し」ではなく、基礎からの改善となるよう徹底させる構えです。ドライバーの士気が目に見えて低下し、中団グループとの差が固定化しつつある中、夏休み明けにニューウェイ氏のリーダーシップが迅速に結果として現れるか、極めて強いプレッシャーがかかっています。
元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/how-monaco-and-barcelona-exposed-aston-martin...






