
イタリアGP:ランド・ノリスが激戦のFP2セッションを制す
ランド・ノリス(マクラーレン)がイタリアグランプリのフリープラクティス2(FP2)セッションで1分19秒878を記録し、激しい競争の中トップに立ちました。シャルル・ルクレール(フェラーリ)にわずか0.004秒差、カルロス・サインツ(フェラーリ)に0.005秒差と、上位は非常に僅差となりました。
なぜ重要なのか
このセッションはモンツァでの週末がスリリングなものになる可能性を示しており、上位陣の差はごくわずかです。マクラーレンの好調なパフォーマンス、特に両ドライバーが上位に食い込んだことは、フェラーリのホームグラウンドで強力な挑戦者となり得ることを示唆しています。
全体像
4位に入ったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、キミ・アントネッリの赤旗後にピットボックスから安全でない形でコースに復帰した疑いで、スチュワードの調査対象となっています。両マクラーレンはセッション序盤にミラーの問題も報告しており、これは小さな懸念事項となるかもしれません。通常圧倒的な強さを見せるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は6位にとどまり、例年よりも接戦となる可能性を示唆しました。FP1で油圧系の問題を抱えていたジョージ・ラッセル(メルセデス)はトップ10に復帰しました。
詳細
- トップ3: ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)
- 調査: オスカー・ピアストリはピット出口でのインシデントについて調査を受けています。
- 赤旗: キミ・アントネッリのスピンにより一時的に赤旗が掲示され、彼は19位でセッションを終えました。
- レッドブル: マックス・フェルスタッペンは6位、角田裕毅は9位でした。
FP2 全結果
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム / ギャップ | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:19.878 | 28 |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | +0.083s | 29 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | +0.096s | 30 |
4 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | +0.181s | 29 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | +0.192s | 26 |
6 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・レーシング | +0.199s | 27 |
7 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | +0.301s | 28 |
8 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | キック・ザウバー | +0.363s | 27 |
9 | 22 | 角田裕毅 | レーシング・ブルズ | +0.391s | 28 |
10 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | +0.398s | 29 |
11 | 6 | アイザック・ハジャル | レーシング・ブルズ | +0.505s | 24 |
12 | 5 | ガブリエル・ボルトレト | キック・ザウバー | +0.597s | 25 |
13 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | +0.650s | 28 |
14 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | +0.729s | 29 |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | +0.767s | 26 |
16 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | +0.776s | 29 |
17 | 30 | リアム・ローソン | レーシング・ブルズ | +0.933s | 25 |
18 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | +1.224s | 30 |
19 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | +1.489s | 4 |
20 | 43 | フランコ・コラピント | ウィリアムズ | +1.686s | 30 |
次の予定
FP3は現地時間12時30分(オーストラリア東部標準時20時30分)に予定されており、各チームは予選に向けて最終的なセットアップを詰めます。これほど僅差の状況では、予選は非常に競争の激しいものとなるでしょう。
元の記事 :https://speedcafe.com/f1-news-2025-italian-grand-prix-monza-free-practice-2-fp2-...