
F1各チームがモンツァ仕様のリアウィングを公開:マクラーレンがデザインアプローチを変更
要約
F1各チームがモンツァ仕様のリアウィングを公開。マクラーレンは速度とコーナリングの最適なバランスを追求し、デザインを大幅に変更。他トップチームも更新仕様を披露。
フォーミュラ1各チームは、イタリアグランプリのモンツァに向けて、超低ダウンフォース仕様のリアウィングデザインを公開し始めました。中でもマクラーレンは、昨年と比較して空力戦略に注目すべき変更を加えています。
その重要性
モンツァの高速レイアウトは、最小限のドラッグを要求します。リアウィングのデザインは、直線での最高速度とコーナリング安定性のバランスを取る上で極めて重要です。
マクラーレンの新たなアプローチ
- 改訂されたデザイン: マクラーレンは、中央部に小さな「スプーン」形状のセクションを持つ新しいリアウィングを導入しました。
- 性能目標: これは2024年のモンツァ設定よりもわずかにダウンフォースを増加させることを目指しており、コーナリング性能を向上させ、DRS効果を高める可能性があります。
- 過去の経緯: 昨年モンツァで使用されたマクラーレンの物議を醸した「ミニDRS」ウィングは、後にライバルチームからのFIAへの苦情を受けて修正されました。
フェラーリの戦略
- 2つのオプション: フェラーリは、モンツァ向けに2種類のリアウィング仕様を準備したと報じられています。
- コンセプト: 1つは2024年のレース仕様と同一です。もう1つは、直線での最高速度を最大化するために、よりアグレッシブに大幅にトリムされたコンセプトです。
レッドブルの攻撃的な仕様
- 学んだ教訓: 2024年のモンツァで波打つ上部エレメントのデザインが不振に終わり(マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがスピードトラップで最も遅かったため)、レッドブルは今年、よりアグレッシブな低ダウンフォース設定を採用しました。
- 現在の仕様: チームは、低ダウンフォースのトラック向けに新しい解決策が必要であることを認めた後、シルバーストーンとスパで使用したものと同じ低ダウンフォースウィングをモンツァに持ち込みました。さらなるトリムが施される可能性もあります。
メルセデスの進化
- 微妙な改訂: メルセデスは、2024年のモンツァデザインから進化したと思われるリアウィングを提示しました。
- 主な変更点: メインプレーンの要素は変わっていないように見えますが、ウィングの先端部分周辺の修正は、わずかな空力改善を示唆しています。
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-1/top-f1-teams-monza-spec-rear-wings-revealed/