
レッドブル育成のペペ・マルティ、フォーミュラEグリッド入り。ジェイク・ヒューズはシートを失う
要約
レッドブル育成のペペ・マルティがフォーミュラEのキュプラ・キロに加入し、2025-26年シーズンの全グリッドが確定しました。これにより、ジェイク・ヒューズはシートを失いました。F2ウィナーであるマルティは、新たな挑戦に意欲を見せています。
ペペ・マルティ、2025-26年フォーミュラEグリッドを完成
レッドブルアカデミー所属のペペ・マルティが、キュプラ・キロ・フォーミュラEチームに正式加入し、2025-26年シーズン フォーミュラEの全グリッドが確定しました。マルティはダン・ティクタムとチームを組みます。これにより、2度の表彰台経験を持つジェイク・ヒューズは、今シーズンシートを失うことになります。
なぜ重要か:
ペペ・マルティのフォーミュラE参戦は、有望な若手ドライバーを迎え入れ、チャンピオンシップにとって重要な瞬間となります。彼の加入により、注目のドライバーラインナップが完成し、エレクトリックシリーズにおける激しいシート争いの中で、競争力のあるシーズンが期待されます。
詳細:
- マルティの移籍: フォーミュラ2(F2)のレースウィナーであるマルティは、テイラー・バーナード、ザーン・マロニーに続き、2025-26年シーズンに向けてF2からフォーミュラEへ移行する3人目のドライバーとなります。
- シート獲得: マルティは先月、キュプラ・キロと真剣な交渉に入り、当初最有力と目されていたジェイク・ヒューズを抑えて、最後の空席を確保しました。ヒューズは今月初めにチームのポルシェ99Xエレクトリックをテストしていました。
- チーム提携: キュプラ・キロのオペレーションは、2024年11月よりスペインブランド「キュプラ」と公式に提携しており、マルティの車両にはキュプラのブランディングが施されます。
- マルティの見解: 21歳のマルティは、フォーミュラEの成長とトップメーカーの参画に言及し、長年の関心を表明しました。彼は、マシンや見慣れないサーキットへの適応の難しさを認めつつも、自身のスキルに自信を示しています。
- 目標: マルティは、安定してポイントを獲得し、序盤から自身のスピードを証明することを目指しています。
- スペインの系譜: マルティは、オリオール・セルビア、ハイメ・アルグエルスアリ、アントニオ・ガルシア(初代シーズン)、そして2023年に参戦したロベルト・メルヒに続き、フォーミュラE史上5人目のスペイン人ドライバーとなります。
今後:
マルティには急峻な学習曲線が待ち受けていますが、成功のために、より最適化された環境に身を置いています。来週バレンシアで行われるプレシーズンテストの3日間は、彼の準備にとって極めて重要となるでしょう。
- チームの進化: ポルシェ99Xエレクトリックへの理解を深めたキュプラ・キロと、ゲイリー・パフェット(レーシングディレクター)やマーク・ターナー(オペレーションズマネージャー)のような経験豊富なマネージャーへの投資は、前任者が経験したよりも、より支援的な環境を提供するはずです。
- ティクタムをベンチマークに: 強力なペースとポジティブなチームダイナミクスで知られるチームメイトのダン・ティクタムは、強力なベンチマークとなるでしょう。マルティのF2での実績(現ランキング6位、3勝)は、彼が競争力を持つことを示唆しています。
- 適応の課題: マルティは、特にパックレースやバッテリーマネジメントといったフォーミュラE特有の側面に迅速に適応する必要性を強調しています。「バーナードのように」(早期の成功を収める)ことができるかどうかは、彼の素早い適応とチームの継続的な進歩に大きく依存します。
2025-26年 フォーミュラE ドライバーラインナップ完全版:
- ニッサン: オリバー・ロゥランド、ノーマン・ナトー
- ポルシェ: パスカル・ウェーレイン、ニコ・ミュラー
- ジャガー: アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ミッチ・エヴァンス
- マヒンドラ: ニック・デ・フリース、エドアルド・モルタラ
- DS ペン スケ: テイラー・バーナード、マキシミリアン・ギュンター
- アンドレッティ: ジェイク・デニス、フェリペ・ドゥルゴヴィッチ
- エンビジョン: セバスチャン・ブエミ、ヨエル・エリクソン
- シトロエン: ニック・キャシディ、ジャン=エリック・ベルニュ
- キュプラ・キロ: ダン・ティクタム、ペペ・マルティ
- ローラ・ヤマハ・アプト: ルーカス・ディ・グラッシ、ザーン・マロニー
元の記事 :https://www.the-race.com/formula-e/formula-e-grid-complete-red-bull-junior-in-no...